2024年4月2日(火)晴れ
美杉村のミツマタが美しい季節になってきました。平日で気温も高く、夜までは雨が降る天気図ではなかったので朝からミツマタ群生地へ。
まずは木津川市から名張市の「メガドンキ」へ向かいます。ルートは国道163号線~伊賀コリドールロード~国道368号~国道422号線です。
詳しいルートは、以前「ミツマタ群生地」へ行ったときのブログ『早春の美杉ミツマタ群生地散策125ccツーリング』をご覧ください。
メガドンキから群生地までのルート
[A]がメガドンキで、[D]が臨時駐車場、[E]がミツマタ群生地です。国道368号線に入れば一本道。まず、迷うことはありません。
伊賀コリドールロードで気になったイラスト
伊賀コリドールロードを走行中、信号待ちで停車したとき、前に居た工事車両なんですが気になるイラストを描いています。そのイラストとは、コレ。
おそらく車の形状からして電気工事車両だと思うのですが、人が入って作業をするカゴの部分にですね「スパナが頭にヒットしているフクロウ」が居るんです。
このイラストですが、どのように解釈すればいいんだろう。
- 解釈1:このカゴに近づくとスパナが落ちて頭に当たるよ!
- 解釈2:このカゴに近づくと何かが落下するので危ないよ!
- 解釈3:上から何かが落ちてくるよ!
さて、あなたはこのイラストをどのように解釈しますか?どのように解釈しても気になるのは「スパナが落下」してくることがイラストによって暗示されているということです。スパナを落としちゃダメですよ。
大昔、京阪電車の「丹波橋駅」で改修工事が行われていたとき、上から工具が目の前に落下してきたことがありました。昔は落下防止の網などもなかったので、ガッシャンガッシャン盛大な音を立てて落下。上に居るはずの作業員は息を潜めて「誰もココには居ませんよ~」という雰囲気を作ってました。近くにいたオジサンが工具を拾って上へ「危ないやろ!」と言いながら投げ返していたのを覚えています。
メガドンキから出発
伊賀コリドールロードを経由して名張市のメガドンキ[A]へ向かいます。ここがわかりやすい出発点になります。グループで走る人は、この周辺を待合場所にすると迷子になりません。
メガドンキの前を南北に走っている国道368号線(422)を南へ。途中、広い道の部分もあれば、1.5車線の部分もある3桁国道ですが、比較的交通量が少ないので景色を楽しみながら走れます。
比奈知~長瀬~太郎生と呼ばれる地区を通過していくと「御杖」に到着します。
仕出し「にし川」へ
いつもなら、このまま回り込んで右折して道の駅へ入るのですが、今回は道の駅に総菜やおにぎりやお弁当を卸しておられる「にし川」という仕出し屋さんへ向かうことにしました。
で、ここで注意事項ですが、この仕出し屋さん、道の駅から全く近くありません。走ってみるとわかりますが、山を軽く3つくらい越えた先の集落にあります。
道はスムーズに走れる環境(地元パトカーに注意)なのでストレスなしですが、なかなか集落が出てこないので不安にはなります。
御杖村開発センター内「にし川」
仕出し屋さん「にし川」ですが、御杖村役場と同じ敷地の中にある「御杖村開発センター」という建物の中にあります。まずは役場へ向かいます(Googleマップの[C])。
バイクは役場の駐車場へ。
開発センターは目の前の建物です。右手奥が役場です。
テイクアウトもイートインもどちらもOKという情報を前もって得ていたので、大変楽しみにして開発センターへ。しかし、どうも雰囲気がおかしい。開発センターのロビーになっているところ「真っ暗」。人の気配「なし」。
仕出し屋さんの場所もどこかわからん。まわりを見渡すと壁に「にし川」の場所案内あり。コレないとわからんよね。
案内図に従ってロビーから奥へ入って行くと、、、「準備中」の看板が・・・。へっ?お休みですか?確かに「不定休」とは書いてあったが。まさか今日が「不定休日」とは。
仕方なく開発センターを後にし、道の駅御杖へ戻ることにしました。
道の駅へ戻ってバイクを停車し売店へ進むと、「本日定休日」の札が。へっ?お休みですか?この地域「火曜日が定休日」の地域?林業は火曜日定休なのか・・・。それで「にし川」もお休みだったか。
しかし、道の駅に定休日があるのは知らなかった。特に御杖の道の駅に休みがあるとは。これまで何度も来ているが一度も定休日に当たったことがない。ということは、火曜日に来たことがなかったんですね。
みなさん、道の駅や周辺の飲食店へ行くときは、定休日を確認してから行きましょう。大変悲しいことになります。
津市伊勢地出張所でバイクを駐輪
道の駅でトイレ休憩。気を取り直して「ミツマタ群生地」へ向かいます。道の駅の正面の道「国道422号線」を東へ向かって直進してください。この道も真っ直ぐ走るだけでOK。
道の駅から3kmくらい走ると、左手に「伊勢地出張所」が出てきます。ここの敷地の一角が、この時期だけ「臨時駐車場」になっています。
乗用車で来られる方が多いので、車の停車と発進に巻き込まれないよう、できるだけ車が止めるのをためらう場所へバイクを置きます。
ここから群生地までは徒歩。ヘルメットなどは荷物になるのでチェーンロックでバイクへ固定。
もしトイレに行きたい方は、今の期間だけ出張所で借りることができます。靴を脱いで建物内へ入るとトイレがあります。土足厳禁です。
徒歩でミツマタ群生地へ
臨時駐車場から徒歩で群生地へ向かいます。曲がるところには手作りの案内がありますので迷うことはありません。
季節的には桜も一緒に楽しめるので、自然を満喫しながら「ゆったり」と歩くのがおすすめです。
群生地に入ると最初に出てくるのが、このミツマタ。今年も元気です。
荒れた自然道を進んで行くと、道の両側にミツマタが増えてきます。
下に流れている川の周辺もミツマタが群生しています。
群生地の目的地になっている展望台まで、道沿いのミツマタを楽しみながら歩けます。
展望台まで到着したら、少し高いところからミツマタの群生を見て見てください。絨毯のような美しさです。
2~3年前から地元の人のご厚意で群生している中を歩けるように「遊歩道」が作られました。
私もいつも歩かせてもらうのですが最近は訪問する人が増えたことや、ペットを連れて群生内へ入っていってインスタ用にペットの写真を我が物顔で撮影する人が出現してきたので、群生部分が傷んできていました。
ハイキングを楽しむのも良いし、写真を撮影するのも良いし、ペットと一緒に楽しむのもいい。でも、マナーは守ってほしいものです。単に「自分だけ楽しければ良い」というのは「人間」ではなく「動物」ですからね。
さいごに
伊勢奥津のミツマタ群生地ですが、ミツマタは大変美しいので一見の価値ありです。また、周辺の自然もリラックスできますので足を運んで損はありません。
ただ、気を付けておきたいことがあります。
- 群生地周辺には何もないので(自販機が数台あるだけ)飲食は済ませてから行きましょう
- 御杖や美杉の周辺は火曜日が定休日のようですので、前もって確認しておきましょう
- 訪問する人が増えているので、イラッとすることも増えてしますが「残念な動物だな」と気持ちを切り替えて自然を楽しみましょう
- 臨時駐車場では観光目的で来ている車に十分注意してください(ノールックで突然動きます)
- 群生地への往復は徒歩ですので、すれ違う人とは「おはようございます」とか「こんにちは」とあいさつを交わしましょう
ホント、ミツマタは美しいのです。群生地も地元の方の力で整備されています。後は訪問する私たちが、毎年きちんとマナーを守って楽しめるかどうかです。
できるだけ平日の午前中に行くのが良いかと思います。