名張市には「國津(国津の場合もあり)神社」が複数集まっている地域があります。今回は美杉のミツマタ群生地へ行った(2024年4月2日)帰り道に、名張市長瀬に鎮座する「國津神社」へ参拝してきました。
名張市長瀬「國津神社」の場所
めちゃくちゃわかりやすい場所です。国道368(422)号線沿いです。目印は国道沿いにある、その名も「国津郵便局」。地区名は「長瀬」ですが、「長瀬郵便局」ではなく敢えて神社の名前を持ってきている郵便局の向かい側に鎮座しております。
参拝するときの注意事項
駐車スペースがわかりづらいです。今回、私は帰る時までわからなったので参道の前のスペースにバイクを停めました。
このスペースは急な坂になっておりますので、250cc以上だとバイクの出し入れ時に転倒させてしまう危険性がありますからおすすめできません。
で、どうするかというと県道693号線を西へ(坂の上がります)少しだけ入ると(たぶん40~50mくらい)上り坂の途中に右へ入れるところが出てきます。
上の航空画像の白丸に入ると、地面は土ですが駐車できるスペースがあります。
下の写真は帰り際に見つけた駐車スペースから拝殿を見たところです。
長瀬の國津神社参拝
国津郵便局の向かい側を見ると、鳥居があります。
こんな風に鳥居の外側の坂に停めました。この場所はおすすめしません。
鳥居の前でご挨拶して参拝します。
鳥居をくぐって進むと御祭神があります。
- 大己貴命(おほなむちのみこと)→大黒様
- 少彦名命(すくなひこなのみこと)→薬・農耕の神様
- 天押雲命(あめのおしくものみこと)→水・農業の神様
- 須佐之男命(すさのをのみこと)→暴風の神、厄払いの神
- 市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)→弁財天
- 火迦具土命(ほのかぐつちのみこと)→火の神様
- 速玉之男命(はやたまのをのみこと)→悪しき縁を絶つ、けがれを祓う、良い縁を整える神様
- 五男三女命(ごなんさんにょのみこと)→天照大御神と須佐之男命の誓約にて生まれた五柱の男神と三柱の女神(天照大御神の勾玉から五男神、須佐之男命の剣から三女神)
大己貴命~速玉之男命で7柱。天照大御神の勾玉から生まれた5柱。須佐之男命の剣から生まれた3柱。合計すると15柱の神々がいらっしゃいます。良き場所です。
参道を挟んで向かい側に手水舎があります。龍から水が出てました。
そして、三の鳥居の手間両側には、大きくて太い杉の木があります。
三の鳥居をくぐると正面に拝殿があります。
狛犬様がお出迎えしてくれます。ここの狛犬様ですが、「Cawaii系」です。
それでは拝殿にてお参りします。
拝殿の奥が本殿のようです。
お参りを終えたら参道の脇へ進んでから振り返ってみてください。先ほどの杉の大きさがよくわかります。
あなたが来るのを待っている「Cawaii霊獣」
見過ごしたらもったいないのが「霊獣」。神社によっては拝殿や、その周辺の建造物に「霊獣」の装飾が施されているところがあります。
今回参拝した長瀬の國津神社にも霊獣の装飾が施されていました。それも狛犬様と同系列の「Cawaii系」霊獣(ギャルウケはしません)。丸みを帯びた輪郭。参拝者を見守るつぶらな瞳。飛び掛かってじゃれつきそうな前脚。愛嬌たっぷりです。
それでは、まずは今年の干支でもある「龍」です。
続いて「白象」です。
そして最後は、たぶん「猪」かな?獅子ということも考えられますが鼻が獅子っぽくないな。獏ではなさそうだし。
これら霊獣の中でも象について、「奈良文化財研究所」が発信している『白い象』という話が面白いです。下の画像をクリックすると「なぶんけんブログ」のページに飛びます。
「なぶんけん」のブログを読んでもらうとわかりますが、「象は白」と思っていたのに「灰色」だったというのは、、、白黒だと聞いていたパンダが実は茶色だったというくらい受け入れられないかも。
国道368号線で帰宅
参拝を終えたので帰路につきます。
車も少ないので快走です。
今回参拝した長瀬の國津神社。道順は迷いませんので初心者の方にもおすすめ。気をつけたいのは駐車スペース。ここだけ慎重にすれば快走できる区間にあるので楽しめます。