名張市には「國津(国津の場合もあり)神社」が複数集まっています。今回は走り納めも兼ねて、名張市布生(フノウ)に鎮座する「國津神社」へ参拝してきました。

名張市布生「國津神社」の場所

県道694号沿いにあります。青蓮寺湖方面から走ってくる方は、川沿いが県道694号なので道なりでOK。私のように、つつじが丘方面から走ってくる方は、つつじが丘を南へ縦断し県道693号から、途中鋭角に右折して県道694号へ入ります。

県道693号はどのような道なのかと言いますと、広い部分と細い部分が断続的に出てくる「さすが3桁(それも600番台)県道」と言わざるを得ない状態です。

まずは、普通に走れる幅の道の部分。

一般的な対面二車線

続いて、如何にも3桁県道っぽい部分。

これぞ県道

で、しばらく走ると、また元の状態に戻ります。

整備されています

さらに走っていくのですが、今回は油断してました。気がつくと、、、道に雪が残っている(2024年12月17日に走行)。

雪があるとは思ってもみなかったよ

え~!京都府南部は雪なんて降ってないよ。伊賀も降った雰囲気なかったよ。で、また走っていくと雪がなくなり

日当たり良好

あの部分だけだったのかと油断していると

屋根に雪が残っておる
コーナーに雪発見

また雪が残っていると。陽が当たらない場所は、2~3日ずっと残っているようです。確かに、この付近は寒いのを通り越して「冷たい」という表現がぴったりな場所でした。

そんな思いをしながら進んでいくと、一瞬見落としそうになる「右折」できる交差点が出てきます。ここを鋭角に右折すると県道694号へ入れます。

人と車に注意です

右折したら道なりにまっすぐ走ります。ちなみに小さなバス停がありましたが、それ以外は何もありません。地域の足はコニュニティーバスまたは乗合タクシーのようでした(おばあちゃんが2人待っておられました)。

まっすぐ走っていきます
信州みたいなロケーション

右手の景色が開けると、そこに國津神社があります。

絶対に見落とさない

参拝するときの注意事項

駐車スペースがとにかく広い。わかりやすい。

広すぎる・・・

モンキー125とZ125PROを停めると、こんな感じ。スペースが余り過ぎ。

「ポツ~ン」という表現がぴったり

大変停めやすいのですが、基本的に「乗用車」「軽トラ」がやってきて停めることを前提に作られているため、地面には比較的深く柔らかめの砂利が敷かれております。

ベテランさんならご存じのとおり、砂利で若干フカフカな状態ですと、サイドスタンドを立てた瞬間にズルズルと傾くことがあります。傾いても踏ん張って止まってくれれば良いのですが、車重が重いと、、、バタンといっちゃうんです。

ということなので、サイドスタンドを出して降車するときは、「コレデモカ!」というくらい地面にサイドスタンドが当たっていて傾かないことを確認してください。こういう状態の場所でバイクが寝ると、起こすのが大変なので。おまけに砂利なので外装にも傷が付きます。

國津神社参拝

神社の横には「折戸川」が流れております。

青蓮寺川上流部の支流
橋から見た神社

川を覗き込むと、雪が残っておりました。神社周辺は陽が当たってはいるのですが冷たいはず。

上流&雪で水がとても冷たそう

さて、絶対に神社だとわかる「わかりやすい」鳥居が迎えてくれます。

誰が見てもわかる

インバウンドの人でも「ニホンの歩き方」を読んでいたら絶対に理解できるはず。

正面から

鳥居の前でご挨拶して参拝します。鳥居をくぐって進むと御祭神があります。

祭神は五柱
  • 大國主命(おおくにぬしのみこと)→因幡の白兎を助けた神様
  • 建速須佐之男命(すさのをのみこと)→暴風の神、厄払いの神
  • 天押雲命(あめのおしくものみこと)→水・農業の神様
  • 武甕槌命(たけみかづちのみこと)→雷電の神様
  • 火之迦具土命(ほのかぐつちのみこと)→火の神様

由緒を読んでみましたところ、微妙な表現になっているのが印象的。

由緒

この地は、古くより六箇山に属し伊勢神宮領にあって布を献上したことにより布乃布と記し、ふのうとよばれるようになった。

六箇山一帯に國津神(地祇神)を祭り、國の豊穣と安泰を願ってきたが、当社は國津神を主祭神とする。なお、國津神は大國主命であるとされる。

また平安朝時代すでにこの地に國津祠が建てられていたことが記録されている。

地名の由来→主祭神の説明→歴史的裏付けらしい話、、、神社の由来ではありませんでした。

気を取り直して、御祭神の横を見ると手水舎があります。

さて、あなたはナニに見えるでしょうか?

龍神だけではなく中心部に「巳」っぽいのが居ると思われます。そして「巳」っぽいのが山へ入って行こうとしているのか、山から出てきて水の中でくつろいでいるのか。しかし、ここで大切なのはこのデザインをあなたがどのように見るかです。

続いて正面の拝殿を見ますと、拝殿の両側に立派な大きくて太い杉の木が目に入ります。

ドドーン

参道を進んで拝殿へ。ここで狛犬様が登場。びっくりするくらい「標準的」。

年末にドル円157円だって
これを「投機的」と言わずに何を「投機的」というのでしょうね

お参りします。

とても綺麗な拝殿です

拝殿の奥が本殿のようです。拝殿の中も標準的。拝殿の左側に石碑がありました。

村社 國津神社

式内とか式外ではなく「村社」なのです。村のための神様が集うところのようです。大晦日は集落の方々が集まってこられるのでしょう。

そして拝殿を見上げると屋根には龍と、、、

これは「龍」ですね

わからん・・・鬼にしては可愛い。魚っぽくもある。ナマズか?

これはナニでしょう

拡大します。

拡大したら余計にわからんようになった

う~ん、モルダーにメールしておきます。

伊賀コリドールロードで帰宅

参拝を終えましたので帰ります。拝殿から境内を見るとこんな感じ。

境内もとても綺麗

境内を見て気になるのが、辺り一面についている「小さな足跡」。地元のワンちゃんが走り回って遊んだ痕跡でしょうか。犬を使った新手の「トクリュウ」の集合場所ということもあり得ます。犯罪の可能性は捨てきれなかったので現場維持して帰ります。後はCSIの仕事です。

バイクに乗って伊賀コリドールロードで帰ります。帰りに通る「花垣神社」近くの交差点がクリスマスモードになっておりました。

来年はアイテムが増えるかな

電飾が付いているので、日が暮れてから見ると綺麗だと思います。寒いのでお車でご覧ください。

付近の史跡図

クリスマス飾りを見ていると、右手の方向にフワフワと何やら小刻みに動いている動物を発見!

白丸に注目

よ~く見ると、なんと猛獣「トラ」ですよ。

インド映画『RRR』にも登場したトラですよ

この猛獣を怖がって近づかない近隣の動物、、、居るのかなぁ、怪しいなぁ。

たぶん、カラスはトラを知らない。アライグマも知らない(ほとんどが北米産ですし)。猪も鹿も猿も知らない。そしてこのトラの問題点は「怖いよりもカワイイ」ところかと。

今回の布生(フノウ)の國津神社。道順は迷いません。気をつけたいのは、駐車スペースの砂利。ここだけ注意すれば信号少な目で快走できる区間でもあるので楽しめます。

名張市街~青蓮寺湖~布生の國津神社~比奈知湖~御杖村~曽爾というルートなら日帰りツーリングにぴったりです。