GW前の4月25日(木)、気温30℃超えというバイクツーリングにはピッタリな日に、名張市にある「宇流冨志禰神社(うるふしねじんじゃ)」へ参拝に行きました。
名張市平尾「宇流冨志禰神社」の場所
名張方面での目印になる「メガドンキ(GoogleマップのA)」から、さほど遠くない場所にあります(神社はC)。
近鉄電車「名張駅」から徒歩も可能。
メガドンキから国道165号線方面へ
メガドンキ前をスタート地点にするなら、美杉や御杖とは逆方向へ走っていきます。すると国道165号線へ出ますので左折します。
左折後は直進あるのみ。名張市街地近郊地域なので、国道の両側にお店や会社が並んでいます。トレーニングジム系が目につきます。広い駐車場と広いテナントが「空き物件」になっているため、使い勝手が良いのだと思います。
直進すると「夏見」の交差点が出てきます(Googleマップの[B])。交差点の右手には「百五銀行」の看板があります。この交差点を右折して行きます。
名張街道を進もう
「夏見」の交差点を右折して進みます。
左手に名張川が県道に沿って流れています。国道から少し外れるだけで、のどかな雰囲気に変化します。
この道は「県道80号線」です。名張街道とも呼ばれています。
名張街道を進むと県道57号線との交差点に出ます。少し狭いところです。この交差点ですが「右折」して名張駅方面へ向かう車が多いです。しかし、今回の訪問地は「直進」します。おそらく地元の人しか使わない道だと思います。
1.5車線くらいの道を直進します。
しばらく走ると、右が上り坂、左が下り坂になっている二又が出てきます。この二又の左を走ります。
間違えていなければ、近鉄電車の高架が出てきます。この付近が最も狭くなっているので離合に注意してください。
高架下を抜けると「緑のトンネル」を楽しめます。
少し走ると、またまた二又が登場します。二又が多いな。神社へは右を進みます。
ガレージ長屋を通過して、
右手に急な上り坂と鳥居が見えたら、ここが神社への入り口です。
車や自転車や人に注意しながら、右へ回り込んで鳥居をくぐり、灯籠の参道を走って行きます。
行き止まりで左へまわりこむと駐車場があります。
参拝者用の駐車場なので、気兼ねなく停められます。
宇流冨志禰神社参拝
鳥居の手前に手水舎があります。
手水舎の龍ですが、「龍」というよりも「ワニ」っぽい。
鳥居をくぐって進むと御祭神があります。
内容を読んでいくと、六柱の神々が祀られていることがわかります。そして、後から見ていきますが、この神社の中には「十社」の神社が併祀されています。一度の参拝で沢山の神様にお会いできるのがポイントです。
御祭神の向かい側には社務所があります。御朱印はこちらでいただけるようです(有料です)。そして社務所の横には鹿が群れています。
この神社の狛犬様ですが、2対いらっしゃいます。
まずは1対目の狛犬様。
続いて2対目の狛犬様。
狛犬様を抜けると拝殿へ到着。
立派な拝殿です。広いです。
ここは結婚式なども行われているそうです。さて、ここから十社へ参拝します。
十社の神社
(1)興玉松尾神社
「おきたままつのおじんじゃ」と読むようです。渡来人「秦氏」ゆかりの氏神様を祀っている神社。お酒の神様らしい。
絵なんですが、かなり傷んでまして、、、修復されないのでしょうか?費用がかかるから難しい?裏金で私腹を肥やしている人達から徴収して修復費にしようよ。その方が日本の文化が継承できる。
(2)八幡神社
メジャーネーム「はちまんじんじゃ」です。今では国を代表する神社になっています。
(3)山ノ神 山王権現
「やまのかみ さんのうごんげん」。山岳信仰から根付いた神様です。名張周辺は山深いので祀られていて当然ですね。
ブロックで水平を保たれているのが現代的なアプローチです。
(4)大神神社
「おおみわじんじゃ」です。「三輪」が有名。日本最古の神社と言われています。
(5)白玉神社
「しらたまじんじゃ」と読むようです。私は何の神様かよくわかりませんでした。スピリチュアル界隈では「不思議なことが起こるパワースポット」と言っているヒーラーやチャネラーもいるようですが・・・ホンマか?
(6)愛宕神社
「あたごじんじゃ」と読みます。火よけの神様です。焼き討ちに遭っているので必須です。
(7)稲荷神社
こちらも超メジャー「いなりじんじゃ」です。この神様も渡来人「秦氏」と関わりがあるらしいのですが。そもそも「渡来人」って、どこの国(どの地域)の人?日本以外から「渡来」して、日本に住みついた人を指しているようですが、めちゃくちゃ大雑把。想像するに
・見た目がアジア系→渡来人
・見た目が西洋系→南蛮渡来人
こんな感じか?
(8)護国神社
「ごこくじんじゃ」です。一般的な「神社」とは存在意義が違っていますし、そもそも祀られている対象が違います。日本古来の「八百万の神」ではありません。
(9)八坂神社
祇園祭でも有名な「やさかじんじゃ」です。全国に2300あるらしいです。京都では「祇園さん」と呼ばれてますが、他の地域ではどうなんでしょう。地元固有の呼び方があったりして。
(10)市杵島姫神社
「いちきしまひめじんじゃ」です。九州発祥の「海の神」「水の神」です。関西では「芸能」に関する神様として「弁天さん」と呼んだ方が親しみがあります。
こんな感じで神社が集まっています。
この神社、紅葉シーズンは美しいはずですので、秋ツーリングにも最適です。
灰塵からの再建
神社公式サイトを拝見するまで知らなかったのですが、こちらの神社「伊賀の乱(1580年)」によって焼き討ちに遭い、すべて焼失したとのことです。その後、元和2(1616年)に再建されたと思われる棟札があるそうで、この地域の歴史を知る上では欠かすことができない場所なのだと思います。
何もなくなったところからの再建という、普通に考えるとかなり難しいことを成し遂げた神社であり、一度の参拝で沢山の神様にお会いできる神社でもありますので、お近くへ行かれたときは参拝してみてください。
神社についての詳しいお話は「宇流冨志禰神社公式サイト」をご覧ください。
ちなみに日本史薄学な自分は「伊賀の乱」というと「ブルース伊賀の乱」しか思いつきませんでした。
帰りは伊賀コリドールロードで快走
Z125PROも空いているのでゴキゲン。
モンキー125もがんばっております。
少し暑いくらいの快晴な一日でした。
さいごに
なぜ今回「宇流冨志禰神社」へ行ったのかというと、知人の勤めている会社が、新しい事業(プロジェクト名:ドリームファクトリー)をスタートしました。その事業を行う場所が神社の近くだったんです。
新事業としては、
- ボクササイズ
- ヨガ
- 筋トレ
- ダンスレッスン
- 音楽スタジオ
- 音楽レッスン(当初はピアノ、合唱)
- レンタルルーム(セミナーなどにも使える)
ざっくりですが、こうしたことを行う予定。まだまだ準備段階ですが、名張の地域活性化も視野に入れているそうです。
で、先日、音楽スタジオは使えるようになったので、GW中にバンドの録音で使ってみました。
録音しやすいスタジオだったので、本稼働したら名張市や伊賀市の地元ミュージシャンにも使ってもらいたいです。
近鉄名張駅周辺は高齢化が進んでいますので、今回の新事業を中心に高齢者も若い世代も集って楽しめる場所になってほしいと思いますし、近くの商店街も参加してもらえると奈良駅周辺に展開している「ならまち」みたいな場所へ変わっていければ活性化するんじゃないかと思います。