このところ朝晩は寒いですが、11時頃から16時頃までは暖かくバイクで走りやすくなったので、月ヶ瀬梅林の「梅まつり」へツーリングしてきました。
散策したのは2022年3月8日(火)。平日なので車も人も少ないだろうと考え、午前中のオンラインミーティング終了後の11時過ぎからスタート。気温は10℃を超えていますので、防寒対策はしていますが、風が無いとかなり暖かく感じました。
※2022年3月15日(火)気温21℃の中、梅まつりへ再度訪問しました。ブログの最後に咲き具合がわかる写真を追加しています。あわせてご覧ください。
月ヶ瀬梅林「梅まつり」へのマップ
京都府南部や奈良県北部、三重県西部、滋賀県南部の方はご存じの「月ヶ瀬梅林」ですが、少し地域が離れると「どこにあるの?」という人も多いので、今回のルートと共に「梅まつり」へのマップを載せておきます。
Googleマップの[C]のところが「月ヶ瀬梅林」です。
梅林のマップは、「梅まつり」公式サイトで紹介されていますので参考にしてください。
私のような生まれも育ちも京都府南部の人間でも「月ヶ瀬梅林」を「京都」と勘違いしてしまいます。確かに「JR月ヶ瀬口」の駅は「京都府」です。道の駅みなみやましろの向かい側です。
しかし「月ヶ瀬梅林」は「奈良県」に位置しています。月ヶ瀬周辺は京都と奈良と三重の県境が近くにあるため間違えやすい部分です。JRの駅は京都、梅林は奈良。このようになっています。
梅林のオープンの時期と見頃
月ヶ瀬梅林のオープン時期ですが、令和4年(2022年)は2月13日~3月27日になっています。梅の見頃は3月12日頃からと地元の方がおっしゃってました。
梅林を散策していたとき、観光でいらっしゃったと思われる団体の人が「3月12日までだって~」と話されていたのを聞きましたが間違ってます!ですから、このブログを見て週末の土日に走りに行こうと思っても遅くはありません。というよりも、梅満開だと思いますので堪能できます。
梅まつりの駐車場と料金
梅まつりは月ヶ瀬梅林の一大イベントです。そのため臨時駐車場が設営されるのですが、残念なことに公式サイトの説明では「めちゃくちゃわかりづらい!」のです。
バーチャルマップというものを用意されていますが、これがまた地元の人でないと見にくい。地図として参考になるのは下のページ中央にあるPDFです。バーチャルマップにお金を注ぐなら、白黒の駐車場マップをPDFで作っていただいた方がうれしいです。
参考になる「ミニウォーキングマップ」(月ヶ瀬観光協会のサイト)
ミニウォーキングマップは印刷して持っていくと、散策する時に便利です。
さて、わかりづらい駐車場ですが、梅林付近に5カ所くらいあります。この中でわかりやすいのが「行政センター」に設営された駐車場(Googleマップの[C])。県道82号線沿いなのでわかりやすいです。私たちはここにバイクを停めて、後は徒歩で梅林へ向かいました。
行政センターの駐車場は有料です。1日料金です。料金は以下のようになっています。
- 乗用車:700円
- バス(大型車):2500円
- バイク:300円
行政センターの駐車場にはバイク用のスペースがあるので安心です。
もう一か所、車の方なら便利なのが「福田本店」の前にある駐車場。ここも有料です。1日料金です。料金は「乗用車:800円」です。
駐車場の作り的に大型車は入れないと思います。バイクは使えるようですが、半額の400円としても行政センターの方で十分です。行政センターから福田本店までそんなに歩かないので問題ありません。
基本的に梅林周辺は有料です。普通乗用車700円~800円が相場です。
無料の駐車場もありますが、少し離れているのと寂しい場所なのでバイクの方は300円払って行政センターがベストだし安全。先ほども書きましたが二輪用スペースが用意されているのがうれしいです。四輪にぶつけられる可能性が減りますし、二輪に興味をもった人にイタズラされる確率も下がります。行政センターの駐車場には係員の方が常駐していますので、これも少しは安心材料になります。意外にどのバイクが誰なのか、何となくだと思いますが覚えてくださっています。
それでは、今回の100kmちょっとのツーリングを紹介します。
木津川市から島ヶ原へ
11時過ぎに木津川市をスタートし、国道163号線へ入って東へ向かって走りました。右手に木津川が流れています。
笠置を通過し(平日ですがキャンパー多し)、道の駅みなみやましろ方面は向かいます。
道の駅も「そこそこ」車とバイクが止まっていました。横目に見ながら東へ向かい、島ヶ原バイパスを快走。
加速はZ125PROの方がモンキー125よりも格段に上です。
この辺りで一旦休憩のため、常連になっている「ファミリーマート伊賀三軒家店」へ(Googleマップの[B])。コンビニの北隣にある「みやま観光」さんの事務所を偶然見ますと、事務所入り口にネコ発見!
事務所入り口で社員さんに撫でてもらってご機嫌な様子。そのうちひっくり返ってお腹を見せていました。
ファミリーマートで軽く昼食を食べ、ここから止まることなく梅林まで向かいますのでトイレ休憩も済ませて再スタート。
国道163号線を東の伊賀へ向かって走ります。伊賀市街よりも西側にあるミニストップが見えましたら、その先の交差点「長田」を右折するので減速。
右折して伊賀コリドールロードで名阪国道「大内IC」方面へ快走します。この道は大変見晴らしが良いので楽しく走ることができます。
道なりに進んで行くと、大内の交差点が見えてきます。
ここを右折して下道の国道25号線へ入り、西へ向かって進みます。
下道国道25号線で「梅まつり」へ
国道25号線へ入ってから3kmほど道なりに進みます。2桁国道ですが道幅は広くありません。
遠くに見えているのが名阪国道です。一般的にはこちらを国道25号線と呼ぶようになっています。
一本道なので進んできます。右手に「スエヒロ」という会社の大きな看板と県道82号線への標識が出てきたら減速し右折の準備です。
右折すると、整備された道が待っています。
この辺りは「三重県」なので、お金があるようです。道の凸凹も少なく整備が行き届いています。おかげでZ125PROも快走中。
県道82号線をトレースしながら月ヶ瀬へ近づいていくと、梅林はまだ先にも関わらず右端に「梅まつり」のノボリが。
1.5車線くらいの道を進んで行きます。対向に注意しましょう。
すると、左右への分岐が出てきます。県道82号線は左へ進みます。
月ヶ瀬「石打」地区へ入りました。梅林はもうすぐです。
小さな丘のようなところを越えて進みます。この辺りにも「梅まつり」のノボリが立っています。季節の一大イベントですね。
丘を越えて下ると右手に「月ヶ瀬温泉」の入り口があります。うわさでは、ここの駐車場は「梅まつり」のとき無料のようです。ここから歩いて梅林へ向かう人、梅林から戻ってくる人がいらっしゃいました。
温泉の前を通過して下っていきます。前方に役所っぽい建物が目に入ってきました。
県道82号線と県道753号線の標識が出てきます。梅林は左の82号線です。
左へ入るとすぐ右手に「行政センター」の駐車場があります。
ここへバイクを入れます。かなり広い駐車場です。
利用した駐車場はこんなところ
行政センターの駐車場ですが、さすが月ヶ瀬です。広い。
駐車場内には観光案内図が設置されています。
駐車場から県道82号線側を見ると、おそらくここも梅が満開になりそうです。満開のときに訪問すると、かなり見ごたえあります。
バイクはこんな風に車一台のスペースへ二台停めました。混雑していなければ一台で使っても問題なさそうです。
散策にヘルメットは持っていかない方がいいです。荷物になるのと、歩く道が狭いので道行く人とぶつかりやすいです。私はチェーンロックで盗難防止して散策へ向かいました。
ここからは徒歩で梅林散策
バイクを停めてヘルメットをチェーンロックで盗難防止。必要な物だけ持って、後は徒歩で梅林へ向かいます。
駐車場を出ると、真正面に道案内の標識があります。梅林は右です。
県道82号線を徒歩で歩きます。歩道を歩いてください。一部、歩道が狭いところがありますので、車やバイクに注意しながら歩きましょう。
梅林への入り口より少し手前に「福田本店」のお店と駐車場があります。梅林入り口に最も近い駐車場です。
どうしても歩く距離を少なくしたい人は、ここを駐車場に選ぶと少しだけですが楽できます。ただ、梅林へ入って歩くと、行政センターからここまで歩く距離なんて小さな問題だということがわかります。
福田本店の前を通過すると「名勝月瀬梅林」に石碑があります。ここが入り口です。
石碑の間を通って進むと両側にお土産物屋さん。そして狭い道(梅の季節だけ歩行者天国です)は上り坂です。
イベントへの地元パワーを看板やノボリから感じます。かなり気合が入っています。1年分の収入が関わっているのでしょうか?それとも来年の運営費に影響するのでしょうか?
散策に訪れた方で、ご自身の懐具合に余裕があれば、ドンドンとお金を落として行ってください。お金を使うところがいっぱい用意されています。
梅がちらほら咲いています。2分咲きというところでしょうか。
梅干を作っていた樽らしいです。けっこう大きい。人一人が余裕で入れます。
矢印のとおり左へ曲がって梅林へ。
上り坂を進むと「貸物件」がありました。庭が広いです。いくらでしょうか?ちょっと興味があります。でも大阪や京都へ通勤は難しそうです。
貸物件から梅林へと続く道を見ると、急な上り坂であることがわかります。下半身の筋トレになることは間違いないです。
梅は咲いているんですが、蕾の方が多いです。まだまだ寒いようです。
坂を上った先で展望が開けます。足元に名張川が見えます。
名張川を隔てた向こう側(山側)に県道4号線が走っています。
梅林の小路を散策していると、月ヶ瀬梅林が名勝に指定された経緯が説明してありました。かなり風化して読みにくいです。
この付近にはお店が集まっています。そして梅も満開ではありませんが、6分咲くらいです。梅まつりを楽しめるポイントです。
遊歩道なので問題ありませんが、林道だと崖の際に立っている雰囲気です。
マンホールの蓋も、しっかり「梅」でアピール。さすが月ヶ瀬。
途中、休憩できる場所がありましたので一休み。
というのも、バイク用のブーツで歩いているので足が痛いんですね。歩きにくいし。時間的にもそろそろ戻ろうかと思っていたところだったので、足の痛みもあってここで終了。梅を眺めながら来た道を戻ります。
戻っていくと「一目八景」というポイントがあります。展望が開ける場所です。写真撮影にも向いています。
方角的に逆光になりますので、美しい風景を撮りたい方は工夫してください。
気温も高くなっていたのと、マスクを着用したまま歩くため、体温が急上昇しています。汗ダラダラです。そんな中、20度くらいの坂を下っていきます。
歩きなので大丈夫ですが、バイクだったら「落ちている」感覚ですね。生駒と東大阪を結ぶ「暗峠」みたいな感覚です。
急な坂を下りてくると「梅ソフトクリーム」が販売されておりまして、暑いので一つ購入しました。
お味の方は「梅のスッキリ感と、程よい甘さ」が暑い日にぴったりです。ライダーの方はぜひ並んでご購入ください。
梅林入り口へ戻ってきましたので、行政センターの駐車場へ向かいます。すると道を挟んだ向かい側に、なんとも魅力的で不思議で昭和な看板を発見しました。
「チャームなモードがいっぱい!」
スゲーキャッチコピーです。でも、残念ながら私ごときの感性では意味がイマイチわからないのです。チャーミングなモードファッションということではないかと勝手に解釈しました。
「フレッシュマンモードの店!」
こっちは今でも使えそう。シンプルです。刺さります。
さらに駐車場へ向かう途中には農協がありまして、今ではお会いすることも減った「二宮金次郎」の銅像がありました。
こんな風に、まっすぐ頑張って暮らさないといけないですね。隣には「梅まつり」のノボリが激しくハタめいていました。少しずつ風が強くなってきました。
農協の前を通過して戻っていくと、何やら不思議な石碑が二柱。何となく石段のようなものも見えます。
県道82号線を挟んだところなので車に注意しながら、下から見上げると上の奥に社がありました。地元の神社でしょうか。人が入っている雰囲気は感じませんでした。
梅林散策するライダーへの注意事項連絡
今回、梅林を半分くらい歩いてみて感じたのですが、ライダーが梅林散策する場合、かならずライディングブーツ以外にスニーカーを持参して、駐車場で履き替えてから挑んでください。
坂が急なのでバイク用の靴は足首部分に負担がかかります。ライディングブーツやシューズは転倒時のことを考えて作られているため、足首部分が強化されています。これが歩きにくくなる原因となり、半分くらいで帰ろうかという気持ちにさせます。
地元の方に伺うと、今回私が引き返したポイントから先が「梅林一番の見どころ」だと教えてもらいました。みなさんは足の痛みで残念な結果にならないよう、スニーカー持参で散策してください。
戻りはグルッと回って「ぴょんぴょん公園」経由「黒瀧神社」参拝
月ヶ瀬橋から山添村
駐車場からバイクを出して県道82号線で西へ向かいました。
道なりに進んで行くと、月ヶ瀬橋が出てきますので渡ります。
この辺りも、梅が満開になります。
橋を渡ったら県道4号線へ出ますので、左折して伊賀方面へ走ることにしました。
まだ、この周辺は奈良県月ヶ瀬です。名張川沿いにある休憩所へバイクを停めて、先ほどまで散策していた梅林を眺めました。上にある建物の辺りを歩いていたことになります。
散策の後、駐車場から月ヶ瀬橋まで走った県道82号線はこちら。
広々とした駐車スペース(誰もいませんでした)で梅林を眺めたので出発します。
県道4号線を進むと「山添村」に入ります。
すると梅の木が急激に減ります。ほとんどありません。その代わりに桜の木が植わっています。
3月から4月は、ここを走り抜けるだけで梅と桜を楽しめます。バイクツーリングにはぴったりのスポットです。オープンカーにも抜群のロケーションです。
治田のぴょんぴょん公園から黒瀧神社
県道4号線を進むと五月橋が出てきます。修復工事も終わったようでスムーズにアプローチできるようになっていました。五月橋を渡ると、そのまま下道の国道25号線へ入りますので道なりに進んで行きます。
田舎道を進むと「治田」地区へ入ります。県道687線との交差点手前に、以前勝手に命名した「ぴょんぴょん公園」があります(Googleマップの[D])。正式には「治田児童公園」という名前らしいのですが、遊具から感じる雰囲気は「ぴょんぴょん公園」です。
前回立ち寄ったときは、すべての遊具で遊べるようになっていましたが、今回は写真左脇の木をモチーフにした遊具が全て使用禁止に変わっていました。何か不具合があったのでしょうか。気になるところです。
ぴょんぴょん公園で少し休憩し出発すると、その先にGoogleマップの[E]で示した「黒瀧神社」が目に入りました。何となく参拝したい気分になったので緊急停車。
神社の横には参拝用の駐車場が整備されています。うれしい。
鳥居をくぐると獅子がお出迎えです。
その先には、神社の由緒が記されています。
さて、ここから急な石段を登ってお参りに進みます。
一つ目の石段を登り終えると、次の鳥居があり、その先には二つ目の石段が待っています。
二つ目の石段を登ったところから下を見ると、かなり急です。これは急に運気が上がるメッセージだと解釈しました。
本殿へ到着しましたのでお参りです。
コロナになってから使えるところが減った「鈴」ですが、ここはありました。かなりうれしい。
清らかな空気が漂っていました。
昇ってきた石段を下りていきます。木漏れ日が心地いいです。
参拝を終えたので家までノンストップで帰ります。渋滞する時間までには帰宅したい派です。
国道25号線を東へ向かって進むと、往きに県道82号線へ曲がった交差点が出てきました。
戻りますので直進して伊賀方面(大内)へ向かいます。
下道の国道25号線を進むと大内の交差点へ出てきますので左折。伊賀コリドールロードで北へ進み、国道163号線を目指します。途中、北の方角を見ると山の頂上付近に雪が積もっていました。
永源寺の方の山でしょうか?それとも御在所あたりの山でしょうか?方角的には御在所っぽく思います(山屋じゃないため詳しくはわかりません)。
伊賀コリドールロードから国道163号線へ出て左折し、来た道をトレースして木津川市へ無事帰宅完了しました。
距離は全行程104.4km。日帰りツーリングにはぴったり。
時間も途中散策で1時間歩いていて、全部で5時間くらい。季節を感じるちょうどいいツーリングでした。
ガソリンスタンドでびっくり!
木津川市へ入ってからセルフ式のガソリンスタンドへ給油に入りました。
モンキー125が3.48リットル。Z125PROが3.49リットル。合計で6.97リットル入ったのですが、なんとお支払いが1,206円!
レギュラーガソリンが「173/L」になっていました。昔のハイオクガソリンよりも高いです。みなさんのところも値上がりしていると思います。
大型バイクの方は辛いだろうなと感じた瞬間でした。原付二種は満タンにしてもそんなに入りませんし、もともと燃費も良いのでまだ助かっています。
これ以上アップすると、春から夏のツーリングで遠出しにくくなります。やめてほしいなぁ~。
さいごに
月ヶ瀬梅林は、駐車場を上手に選ぶと楽しめると思います。おすすめは有料の「行政センターの駐車場」です。どうしても無料にこだわる方は、ちょっと離れた場所にありますので、行政センターの駐車場にいらっしゃる係員の方に聞いてみてください。もしくは、時期によって対応は変わると思いますが「月ヶ瀬温泉」の駐車場も無料という話です。こちらは確認してませんので、現地で丁寧に確認してください。
ライダーは靴、要注意です。散策するならスニーカーをパニアなどに入れて挑んでください。ライディングブーツやライディングシューズはおすすめしません。歩く時間が長くなると楽しくなくなります。
2022年は3月12日以降が見頃と、地元の方の話を聞きましたので、今週末や来週の平日に梅林散策を楽しんでみてはいかがでしょうか。
2022年3月15日(火)の「梅まつり」開花状況
天気予報では雨マークだったのですが、朝起きると晴れてました。気温も21℃という予報だったので、月ヶ瀬の梅まつりへ再度訪問することにしました。
前回とは反対側にある、RVパークのある方向からアプローチしました。梅の開花状況は満開の一歩手前という感じでした。
ここにバイクを停めて歩いて梅林までアプローチしようと思っていたのですが、月ヶ瀬は曇り空で寒い。風も強かったので、バイクで眺めるだけにして退散しました。
梅の甘~い香りもしておりました。春がすぐそこまでやってきている証拠です。3/19や3/20も楽しめると思いますので、春を感じに訪れてみてください。