やっと、やっと、やっと、京都府南部も朝晩涼しくなってきました。そこで、昨年10月に訪問したけれどアサギマダラに出逢えなかったので、今年こそは!という気持ちで「アサギマダラの郷」へ再訪してきました。

※昨年も今年も7月~9月は連日30℃を超える酷暑が続いているため、身の危険を感じあまりバイクには乗っておりません。

津市美杉町太郎生「アサギマダラの郷」の場所

三重県津市美杉町の国道368(422)号線沿いにあります。津市とは言ってもかなり奈良より。

1.5車線区間もあるよ
川と山に沿って快走できます

地図で見ると場所はわかりやすいのですが、入り口が難しいです。名張方面から御杖方面へ走っている場合、右手にある材木屋さんの工場の方へ降りていく細い別れ道へ入っていきます。

左が国道、右が進入路

別れ道の部分には「アサギマダラの郷」という小さな目印があるのですが、たぶん見落とすのでGoogleストリートビューで入るところだけは確認して行った方が良いです。

アサギマダラの郷の駐車スペース

材木屋さんの工場の間をゆっくりと進んで行くと

工場とヤードの間を進みます

「ホントにこの橋渡るの?」という印象の狭い橋が出てきます。

ここを渡します(下が名張川)

幅は狭いのですが普通乗用車1台は余裕で走れますので、対向を確認してから入るとバイクなら余裕で通れます(大型バイクでも、BMWのアドベンチャー+パニアフル装備でも可能)。

ただ、橋を渡ったところの路面が荒れているので、急ブレーキをかけると転倒します。

デコボコ&端崩れ+段差あり

慌てず、ゆっくりと、できるだけ真っ直ぐに走ってください。そして橋を渡った目の前にある空地へバイクを停めてください(どこでも良いらしい)。

ドーンと余裕をもって停車

空き地でバイクを停めるときですが、スタンドを出す前に必ず地面の状態を確認しましょう。アスファルトやコンクリートではなく「土」なので、ゆるくなっているところ、雨の後だとぬかるんでいるところがあるので、地面がしっかりしている場所を見つけてからスタンドを出して降りてください。

太郎生アサギマダラの郷

昨年10月に訪問したときは、現地で説明してくださるボランティアの男性がいらっしゃいました。アサギマダラの写真を撮りにきている地元の常連男性もいらっしゃいました。

しかし!今年は駐車スペースへバイクを停めても人の気配がない・・・

ボランティアの男性も居そうにない。何かがおかしい。

おかしい雰囲気を感じながら、アサギマダラが集まってくる花「フジバカマ」が植わっている場所へ徒歩で進みました。

すると、、、昨年はボランティアの男性が使っておられたテーブルやイスなどが積みあがっているではないですか。さらに、昨年フジバカマがたくさん植わっていたところを見ると、、、植わってない。畑の土がひっくり返してあるだけ。トラクターも隅の方で鎮座。

2023年10月のフジバカマ
2023年10月のフジバカマの花
2024年10月のフジバカマの畑
2024年は休耕中

これは、、、今年は中止ということか。

これがあったので「お休み」という解釈をしました

確かに昨年訪問したとき、ボランティアの男性がこんなことを話しておられました。

  • 今年(2023年10月)は9月から暑すぎてフジバカマが枯れてしまった
  • 来年はフジバカマの場所を移動して畑を一度休ませようかと考えている

そこでまわりを見回すと、小さなエリアにフジバカマが少しだけ植わっていました。来年以降に植えるための株を育成されているのだと思います。

鹿や猪から守っています

少しだけですが花をつけていましたので、10月中旬だと1羽か2羽くらい、アサギマダラがやってくるかも。

少し咲いてました
早朝だとアサギマダラがやってくるかも

アサギマダラを見たい人へ

最近の9月の気候は異常に暑いようで、本来暑さや寒さに強いフジバカマも枯れてしまうようです。また、太郎生地区は元々涼しい立地なのに、かなり暑い日が続いている模様。

山の中なので涼しい場所なのに・・・

そのため、太郎生近辺でアサギマダラを見たい人は、西側の山を越えて「曾爾高原」へ行ってみてください。地元の常連男性も、曾爾高原だったら写真が撮れたとおっしゃってました。

さいごに

アサギマダラじゃないけど蝶がやってきてました

来年(2025年)こそはアサギマダラが見られることを願っております。

しかし、畑が元気になってフジバカマの株が強くならないと花も咲かないので、数年は育成状態しか見られない可能性が高いかと。でも、見られなくてもいいので毎年10月は訪問したいと思っています。

ちなみに、2022年は「アサギマダラの郷」に100羽以上のアサギマダラが来訪し乱舞していたという話をボランティアの男性から昨年お聞きしましたし、常連男性にはそのときの写真を見せていただきました。

2026年で良いので、こういう状況に出逢えることを祈っております。

三重県の観光サイトで、2022年のアサギマダラの写真が見られます。

三重の里 いなか旅のススメ