私が住んでいる木津川市には「きのつバス」というコミュニティバスがある。隣の精華町には「くるりんバス」というコミュニティバスがある。ちょいちょい走りに行く名張市のコミュニティバスは「ナッキー号」というらしい。さらに今回参拝した名張市市街から離れた地区には「あららぎ号」という10人乗りワゴン車がコミュニティバスとして走っている。
気になったのは命名ルールである。京都府南部山城地域は「〇〇バス」。名張市は「〇〇号」。〇〇バスは、その名の通り「バス」である。しかし「〇〇号」はバスとは限らない余白を持ち合わせている。タクシーでもウーバー原付でも「〇〇号」と言えてしまう。どちらが「令和時代」に相応しいかと考えると後者である。何事も「断定しない」ことが「良し」とされる世の中。あなたはどちら派?
すいません。バイクとは関係のない話から今回は始まることになりました。ではバイクの話に移ります。
走りに行った2025年1月22日の前日、前々日と気温が高く(なんと3月上旬並み)1月22日の天気予報も「3月上旬並みになるでしょう」ということだったので「よっしゃー!」とバイクを出して走りに行ったわけですが、、、。
一日中曇りやん。気温、上がらへんやん。ずっと寒いやん。3月上旬並みなんて嘘やん。おまけにガソリン高くなってるやん(レギュラー181円/Lって)。
そして、翌日から2日間は「3月上旬並み」に戻ってましたよ。なぜ?
今回ピンポイントで寒い日を引き当て、ぼやきながら果敢にも走りに行ったのが「名張市奈垣」の「國津神社」でございます。

名張市奈垣「國津神社」の場所
県道693号を北から南へ向かって走ると左手(東へ入ったところ)にあります。県道693号沿いからは神社を直接見ることはできません。そのため、神社へ向かうための目印になるのがコレ。

「奈垣神屋ポンプ庫」です。ポンプ庫の近くにはバス停もありますので見つけやすいです。このポンプ庫を見つけたら左折して脇道へ入ります。

左折すると下り坂になっています。下り坂の途中右手に「鳥居」があります。

この鳥居が「一の鳥居」ではないかと思います。神社からまっすぐの位置にあります。
鳥居を右手に見ながら進むとT字路に出ますので右折して進みます。




進んで行くと上り坂になります。上り坂のゆるい左カーブを曲がったスグのところにあります。

神社正面から今来た道を見ると、こんな感じになっています。下から上がってくる車にはブラインドです。

車通りは少ないのですが、神社正面を過ぎた上り坂の左路肩に停車するとき、降車するときは必ず後方に注意してください。無謀な車がやってきていると、ぶっ飛ばされます。

参拝するときの注意事項
駐車スペースと呼べる場所を見つけることはできませんでした。私はバイクも小さいので今回は上り坂の路肩へ寄せて停車しております。もし、同じ場所へ125cc以上のバイクを停車されるのなら降車する前に
- サイドスタンドが地面に着く位置をチェック
- 確実にサイドスタンドを出しているかチェック
- ギアが1速に入ったままになっているかチェック
- ハンドルは左右のどちらか切っているかチェック
- 後方チェック
5つのチェックをしておきましょう。上り坂でバイクが寝ると起こすのが嫌になりますから。
國津神社参拝
道を渡って正面から見たところです。

山の中にある神社という雰囲気が漂ってきます。市街地の神社とは力強さが違います。
鳥居の手前左手に手水舎があります。

造りはいたってシンプル。水はとても冷たい。触れるだけで体温さがる気がする。
ご挨拶をすませて鳥居をくぐります。

真正面に拝殿。その後ろに逆光で輝いているのが本殿。

参拝するときに鈴があると「コロナ狂騒が終わったんだな」と感じます。

拝殿の右に「おみくじ」がありました。見つけた瞬間に初穂料を納めて「おみくじ」を引く人を発見!


そうそう、お正月に「ビーキーパー」という洋画を映画館へ見に行ったとき、ビーキーパー観覧者特典として「おみくじ」をもらいました。開けて見ると「大凶」だったのでビーキーパーらしいなと思っていたら、数日後に「大凶を配るなんて!」というクレームが発生したとニュースになってました。いやいや、あの映画の特典としては「大凶」が雰囲気あるし正解ですよ。「大吉」を連発されたほうが気持ち悪いよ。
おみくじも引いたので参拝を終えてまわりを見ますと、いつものように狛犬様がいらっしゃいました。


ここの神社ですが、引きで見るとパワースポットだと思いますよ。

銅鏡がウリのようです
ここの神社ですが「銅鏡」がウリのようです。

この説明で気になったのが銅鏡の「径」の部分。
「11.3cm」
この数字、フィボナッチ数列ではないか!
どうして昔の人は数学など知らなくても黄金比を知っていたのでしょう。もしかすると私たちはこうした「感覚としての美しさ」「感覚としてのバランスの良さ」を受け取る感度が鈍り切っているのではないかと思います。もし鈍り切っているのなら、無くなりつつあるのなら、かなり悔しい。
そんなことを思ったりしています。
鳥居の外側(道側)に御祭神があります。

右下の由緒の部分、かすれて見づらいので拡大します。

がんばって読んでもらうとわかりますが、なぜかここには「銅鏡」に関することが一切ありません。文化財指定を受けているくらいですから、何らかの言い伝えとか昔話とかあるはず。さらに由緒の文末には「平成四十四年」と書いているのですから、この由緒は最近に作られたはずなので銅鏡の話も盛り込んでおこうよ。由緒に付け足してもいいじゃないですか。次回アップデートで対応お願いします。
なかなか不思議な場所です
この神社、先ほども書きましたがパワースポットだと思うんですよ。
というのも、木の勢いが強い。


天照大御神も、ひっそりと鎮座しておられますし。

そして、ちょっと空のほうを見ますと、曇り空の日でもこんな風に光が注いでくるんです。

帰りはバイクを慎重にセッティング
上り坂でUターンはしたくありません。まっすぐ上っていく理由もありません。もと来た道で帰りたい。ということで、安全第一を優先して鳥居前のスペースを使わせてもらいました。神様も目の前で転倒されるよりいいでしょうから。

このスペースは平坦なので乗車するときは安心できます。ただ発進して右折するとき、いきなり下り&下から走ってきたクルマが見えない、という状況なのでホント、細心の注意を払って出てください。
運が良ければ神通力で回避できるかもしれませんが、ほとんどは「神社の前で事故」になります。コレは笑えません。
人がほとんどいないパワースポットをお探しなら、ぜひ「奈垣」の國津神社へ。何もないけれど、なんとなく良いことが起こりそうな気配をもらえます。