関西のツーリングルートで下道なのに信号皆無でヘロヘロになるまで走れる、奈良三重にある広域農道「奈良ニュル~やまなみロード(奈良)~伊賀コリドールロード(三重)」を使った190kmコースです。
自動車専用道路を走れない原付二種や高速道路が「ちょっと怖いな」という人。とにかくバイクを手に入れたので走り回りたいという人。そういった人におすすめの下道オンリーコースです!
広域農道を走り続けるのでコンビニもなく止まる理由がありません。信号もほとんどゼロなので、さらに停車する理由もなく、気が付くと走りこんでヘロヘロになるのですが、不思議と心とカラダはバイクに乗った充実感で満たされます。車重の軽い125ccでも信号待ちが恋しくなるかも?
信号が少ないので原付二種で走っても「自動車専用道路」を快走している気分になれます。
奈良・三重広域農道下道ツーリング快走ルート by Googleマップ
このブログは、2021年9月23日「秋分の日」の走行記録です。
前回、9月19日に「やまなみロード」へ行こうと思っていたのですが、名阪国道からの入り方がわからず断念したため、ツーリングマップルとGoogleストリートビューを使って確認しリベンジしてみました。
リベンジした結果、勢い余って走りすぎてしまい、帰宅後は約4時間のお昼寝タイムになりました。体力勝負という側面もあるコースです。
浄瑠璃寺~岩船寺~柳生~奈良ニュルの入口
※Googleマップの[A]~[B]を紹介
浄瑠璃寺~岩船寺区間コース
近くのファミリーマート[A]から、いつもと同じように国道163号線を東へ(国道24号線方面)向かって進みます。国道24号線との交差点で信号待ちになりましたので、交差点の状態をパシャっと撮影。
となりで停車しているZ125PROから、交差点を撮影している私をパシャっと。
交差点を直進していきますと、左手にセブンイレブン、右手にコスモスの交差点に出てきます。左右に走っているのが国道163号線です。
カメラアングルからも想像できますが、交差点を右折して南へ進みます。
下りを進むと、交差点が出てきます(交差点の名前はありません)。
左折して府道44号線へ入ります。
道沿いにあるベーカリーやラーメン店を通過していきます。すると右手にGSが出てきます。
GSを通過すると「浄瑠璃寺」への標識が見えます。「浄瑠璃寺口」の交差点です。ここを右折していきます。
右折すると、すぐに上り坂になります。原付二種は少しアクセル開け気味でいきましょう。
この道は府道752号線です。名所でもある浄瑠璃寺と岩船寺へと続いています。山の中のお寺なので、行く道は狭い峠道っぽくなっています。
まずは浄瑠璃寺の入り口前に出ます。駐車場へ入る車が多いので、追突しないように気を付けましょう。突然止まる人がいますのでご注意ください。
駐車場前を通過すると公衆トイレがあるので、人が道を渡る可能性があります。ここも要注意ポイントです。
続いて岩船寺へ向けて走っていきます。
岩船寺が近づくにつれて、少しずつ道が狭くなります。
何度かカーブを抜けて行くと「岩船寺」の前に出てきます。ここも駐車場へ入る車が急減速することがありますので、注意しておきましょう。前の車に接近しないのが得策です。
岩船寺の前を右へ曲がっていくと峠道になります。ここからしばらく、道路の整備はされていません。
ひび割れの入ったアスファルトと、伸び放題の木々が「手が入ってない」ことを表しています。
ただ、原付二種で走るなら、これくらいの寂れ感の方が楽しめます。
岩船寺から「ミロクの辻の首なし地蔵」方面へ向かって進みます。しかし・・・「ミロクの辻の首なし地蔵」って、なかなか印象的なネーミングです。
すると広い方の府道47号線「天理加茂木津線」と合流します。このポイントが「ミロクの辻」です。
ミロクの辻から進むと県道752号線に変わります。先ほどと変わって二車線になります。ここで注意するポイントが出てきます。下の写真の風景が出てきたら「おもいきり減速」してください。
というのも、県道47号線「笠置街道」を出て柳生方面へ向かうために、次のT字路を左へUターンしないといけないのです。さらに、ここのUターンは若干「下り坂」になっているので、初心者の方は特に注意してください。無理すると転倒ということもありますので、ヤバイなと思ったときは手前で一旦停止してから、ゆっくりと左折して進みましょう。
無事に左折できると、上り坂が待っています。
ここを越えると若干上りの直線です。ほっとできる瞬間です。
柳生~通称「奈良ニュル」の入口区間コース
笠置街道を東へ向かって進みます。静かな田舎道になります。
「須川」という地域では、山越えをします。
山を越えると下りになります。ここだけめちゃくちゃ整備されていました。ちょっとびっくりです。
コーナーから撮影するとわかりますが、山の上から麓の集落を一望できます。
整備された道を下っていくと「須川」の交差点に出ます。交差点を右折します。
右折すると50mくらい先に府道47号線の標識が左手に出てきます。この標識が見えたら、次のところを左折します。
本当に「すぐ左へ」曲がるので気を付けてください。油断していると、ついつい直進してしまいます。左折できると、二車線の道に出ます。
長い下りが始まります。チラホラと対向車が来ます。対向のドライバーがこちらを見ると車がセンターラインに寄ってくるので注意はしておきましょう。
柳生へ向かう山を越えていきます。
国道369号線へ出る交差点「大柳生」が近づいてきました。
「大柳生」の交差点から柳生・月ヶ瀬方面を見ると、こんな風景になっています。
大柳生の交差点を左折して、国道369号線を進みます。ここ、直線区間です。ホントにまっすぐ。
信号がありません。でも交差点はありますので、左右や対向右折にはご注意ください。
ゆるやかな下りを走ります。前に集落が見えてきます。
下り終えると、例年ならコスモスが集まって咲いている区間に入ります。今年はコスモスが咲いていないので人はいませんが、咲いているときはカメラを抱えた人が大勢いますので「超注意区間」になります。
カメラで撮影しているとファインダーの中だけに集中してしまい、まわりの気配が感じづらくなり、車道へ出てしまう人もいます。また、撮影ポイントを見つけて「路駐」する人もいますし、路駐している車の間から道へ出て渡ろうとする人もいます。とにかくコスモスが咲いているときは「徐行」あるのみです。
柳生の交差点へ向かう前に、最後にもう一つ山越えをします。
山越えが終わると「柳生」の交差点の手前に標識が出てきます。今回は、月ヶ瀬方面へ向かってから、通称「奈良ニュル」を走りますので直進を選びます。
直進して「柳生」の交差点で信号待ちしました。
信号が青に変わったのでスタートします。ここからは県道4号線です。
山沿いの二車線を駆け抜けていきます。
しばらく県道4号線を走ると右手に「大和高原カントリークラブ」の入り口が見えてきます。この付近には目立つ目印がないのですが、このカントリークラブの入り口は絶対に見逃さない目印になりますので、マスツーリングでも活用できます。
カントリークラブの前を通過して進んできます。右手には「布目川」が流れています。しばらく川に沿って走ります。
すると下のような標識が出てきます。右へ向かう「山添」の矢印ですが、この矢印は今回走る広域農道、通称「奈良ニュル」ではありませんので注意してください。右へ入る道は「布目ダム」へ向かう県道25号線に変わります。
布目ダムへ向かってしまうと、途中で「二輪車通行禁止」になります。そのため右へは入らず、道なりに進める左(県道4号線)を選んで進んでください。
道なりに進むと、交通量の少ない二車線がしばらく続きます。ただ、道幅は思うよりも広くないのでカーブでは注意しましょう。対向車がセンターラインを割ってくることがあります。
ところどころ見晴らしの良い二車線区間もあります。飛ばし過ぎにご注意ください。
柳生の交差点から9kmくらい進んだところで、広域農道の標識が出てきます。ここの交差点を右折します。このポイントがGoogleマップの[B]、通称「奈良ニュル」の入り口です。
この交差点は信号がありません。
でも、今回進む右手の広域農道方面からも、左の県道4号線からも自動車やバイクやトラックが走ってきます。そのためいつでも一旦停止できるくらいの速度でアプローチしないと、衝突する可能性があります。左右をよく見て交差点へ入って右折してください。
広域農道「奈良ニュル」から「やまなみロード」は信号なし!
※Googleマップの[B]~[C]を紹介
通称「奈良ニュル」ツーリング【月ヶ瀬~名阪国道小倉IC区間コース】
さて「奈良ニュル」という通称の意味は何なのでしょう。私も今回走ってブログを書く時まで知りませんでした。調べてみると次のような解説を見つけました。
通称「奈良ニュル」月ヶ瀬から小倉ICまであたりのアップダウンの激しいところが、まさにドイツのサーキットのニュルブルクリンクのような様相からの通称名との説。
通称「奈良ニュル」とは、ドイツにある『ニュルブルクリンク』のように森の中を走れるコースが、ここ奈良にあるということでクルマ好きには知られているコース。
この広域農道には正式な名称がありません。単に「広域農道」と表記されているだけです。でも、絶対に工事をしたとき仮称はあったはずなので、何か正式な名称を付けてあげてほしいなと。
ということで、広域農道への交差点を右折すると、いきなり上り坂になります。125cc以下はアクセル若干開け気味で駆け上がりましょう。
「奈良ニュル」と呼ばれているだけあって、とにかくアップダウンが多く高低差のきつい広域農道です。250cc以上だと上りも簡単に加速していけるようです。125ccでは、かなり厳しい・・・。
ただ、こういう平坦な区間もあります。125ccでも楽しめる区間です。
基本、農道なので道の両側が木々で覆われているため、走りながら遠くの風景を楽しむのは難しいコースではあります。
ちょっと上りになると、モンキー125は元気がなくなります。一気にトコトコモードの走行に切り替わっています。
集落の横を走る区間もあります。人が生活しているので飛び出しにご注意ください。
下って、上ってを繰り返しています。山肌のラインに沿って道が作られているので、アップダウンがとにかく激しいです。もうちょっと削って平坦にできなかったんだろうか。
写真からもわかりますが、アップダウンのある長い直線と緩やかなカーブのコースです。確かにサーキットのように見えます。
少し道路のアップダウンが落ち着いてくると、名阪国道「小倉IC」が近づいてきています。
下の写真のような緩やかな右カーブが出てきます。
カーブを曲がるとすぐに「名阪国道」の大阪方面への入り口を示す看板が左手に出てきます。ここ、大変重要です。「やまなみロード」へ向かうためには看板に沿って左へ曲がる必要があります。
原付二種ですと「自動車専用道路へ入るの?」と思ってしまいますが大丈夫です。左へ曲がってから名阪国道への入り口が左手に出てくるだけで、「やまなみロード」へ向かうには名阪国道の入り口を無視し、下道を直進して通過するだけでOKです。
無事に名阪国道「小倉IC」の入り口の前を直進すると、こんな景色が出てきます。ここから「やまなみロード」のスタートです!
やまなみロードツーリング【名阪国道小倉IC~龍穴神社前交差点県道28号線合流区間コース】
やまなみロードへ入ると、かなり整備された二車線道路が続きます。
道路の真横まで木が生えています。山を切り開いて作られている道路だということがわかります。
2km弱進むと「宇陀市」に入ります。どんどんと山深い地域へ入って行きます。
緩やかな右カーブを抜けると、上りの直線になり、また下ってを繰り返します。広域農道特有のアップダウンを楽しめます。
笠間川を渡る「笠間川大橋」を渡ります。橋の手前の交差点は「カフェ」や「音楽の森」への分岐点になります。やまなみロードは、まだまだ続きますので直進していきます。
擁壁に苔がびっしりと覆っています。かなり長い間、このままの状態なのでしょう。擁壁のメンテはされているのでしょうか?ちょっと不安。
やまなみロードは、こんな調子で続きます。まったく信号がありませんので、ドンドン、ガンガン、グングンと進めます。
急な坂が何度も出てきます。125ccではアクセル操作によって失速します。丁寧に操作してスムーズに快走しましょう。
当然ですが、上ったら下ります。下りでも道の先の方が見渡せます。でも下りなのでスピード注意。
国道165号線を跨ぐポイントが出てきました。
私たちはやまなみロードを最後まで走る予定なので直進しました。分岐点から少し進むと、宇陀川を渡ります。
橋を渡ってゆるい上りは、アクセルを少し開け気味で進むと・・・
左手に目を引く場所が出てきました。
「田んぼで人が作業している?」と思ったのですが、近づくと・・・
ちょっ・・・「案山子やん」。それも自転車まで準備する周到さ。ベンチまで用意して道側を見つめている案山子まで。ここは「ととりの里公園」というらしいです。
案山子には説明板がついているそうなので、時間があればバイクを降りて見てください。
これってアート?それともカラス除け?どちらかというと、通行する人を驚かせようとしてませんかね?たぶん、夜道で知らずにヘッドライトで照らされると「ちょっと怖い」雰囲気も。
ただ、こういうのって見ていると想像が広がります。会話とか動作とか。
そんな案山子を見ながら通過し、田舎道を快走していきます。
ととりの里公園から3km弱進むと、ゆるい右カーブが出てきます。
このカーブを過ぎたところに「西ケ滝」が右手に出現します。そして、室生トンネルも出てきます。ここまで止まっていなかったので、滝を鑑賞するためにトンネル手前に用意された駐車スペースへバイクを停めました。
やまなみロードをちょっと休憩して西ケ滝を鑑賞
滝を撮影するライダーの様子はこちら。
こちらは解説を撮影中。
滝側の駐車スペースから、バイクを撮影。
西ケ滝ですが、近くに居るだけで岩にぶつかった細かな水しぶきが舞ってきます。また、撮影すると虹色になります。そもそも滝の周辺は水しぶきで靄が掛かっているような状態でした。
滝の周辺にはシダが茂ってます。常に細かな水しぶきがかかるので、育ち加減も良さそうな色をしています。
滝の上を見上げると青空でいっぱいでした。
日差しがかなり強く暑くなってきましたので、そろそろ出発することにします。
西ケ滝から室生トンネルへ入ってやまなみロードへ復帰
滝のすぐ横にある「室生トンネル」へ入ります。
結構長いトンネルです。トンネルの中は、そんなに明るくありません。
トンネルを抜けると、県道28号線へ合流するT字路に出ます。
この交差点を右折します。ここまでが「やまなみロード」の区間です。
室生龍穴神社から県道28号線で山道を堪能
ここで注意しておきたのが、T字路のところにある「室生龍穴神社」です。人気スポットのようで、路肩に駐車している車が多いです。人が道路へ出てくることもありますので、右折するときは注意しておきましょう。
ここからは「胎の川」に沿って進みます。
広域農道とは違った「のどかな」空気を感じながら進みます。広域農道は空いているので走りやすいのですが「目的があって作られてた道」なので、人工的な空気を感じます。対して、こういう道路は生活に必要だったから自然発生的にできた道という空気を感じます。そのため、どこか「ホッ」とできる空気感が漂っているのだと思います。
どんどんと山深い景色が迫ってきます。秘境へ向かっている雰囲気です。
1.5車線くらいの区間に入りました。右のガードレールが凹んでいるのが気になります。
しばらくすると二車線に変わります。道路の整備状態は地区によって違うようです。ちなみに、最近まで県道28号線の一部は通行規制があったようです。今回走ったときは解除されていました。
「曽爾村まで10km」の看板が出てきました。「旧伊勢本街道」との分かれ道が近づいてきています。
私たちは県道28号線から国道369号線へ出ようと思っているので、道なりに直進していきます。
「胎の川」に沿って走っていると「曽爾・御杖方面」へのバイパスに誘導する看板が出てきます。
ここで道が左右に分かれます。まず、看板の誘導通り右へ向かう道はこんな感じ。
続いて、左へ向かう道はこんな感じ。
さて、一般的には右の「バイパス」を使うルートを選ぶと思うのですが、それでは面白くないなということで、左の道(こっちも県道28号線)を選んで入って行きました。すると、予想通りいきなり狭い道になりました。
狭い道ですが、左に電線が通っているので大丈夫な雰囲気です。道路の状態も思っていたより荒れていないので大丈夫でしょう。
でも進んで行くと、左の路肩が崩れていたり、道の真ん中に石と葉が残っていたり。ちょっと「あかんかな」という気持ちも出てきました。
少し気弱になった瞬間、前を見ると「国道369号線バイパス」が見えてきました。そして、見えてきた辺りの道は整備されています。これはやっぱり大丈夫。
バイパスの下を通過して進むと・・・道路事情が急変です。めちゃくちゃ荒れてきました。最近降った大雨の影響で、土砂が道路へ出てきた跡が残っています。
ガードレール側に木の破片が飛んできてる。
次は左側の山肌です。土砂が道の方へ落ちてきてる・・・。
土砂で道幅が狭くなってきています。気のせいではありませんね、これは。
ここはかなり土砂が流れ込んだようです。道の両端に溜まっています。とにかく道の真ん中を進みます。土砂に乗ってスリップしたくはありません。
山の奥の方へ進むにつれて、道路事情が悪化していってます。それにしても、どれくらいの雨が降ったのでしょう。
下りの区間に入ってくると、山から流れている水が道路へ今も出続けています。そのため道路の端から真ん中まで「ウェット+泥」の状態です。
水と泥を避けながら進んで行くと、目の前に看板が出てきました。嫌な予感です。
近づいていくと、「片側通行できるかな?」と思ったのですが、残念ながら「通行止」になっていました。原因はこの状態からも理解できます。
道路の片車線が山からの土砂で埋まっています。対向車線とガードレールとの間に二輪は通過できそうな空間があったのですが、通行止めだったのであきらめてUターンしました。
通行止の看板の後ろが比較的広くて路面が安定していたので、そこでUターンさせてもらって戻ることにしました。いやぁ~残念です。このまま県道28号線を抜けて、東側で国道369号線と合流したかったのに。
ということで先ほど分かれ道になったポイントまで戻ります。
分かれ道のポイントまで戻ったら、看板の誘導に素直にしたがってバイパスの方へ進みました。
どうですか。この道路状態の違い。
上り坂を進むと、国道369号線との合流ポイント、Googleマップの[C]へ到着しました。
さすがバイパスへつながる道です。土砂もありません。大型バイクの方はこちらのルートを常に選ばれた方がいいですね。原付や原付二種の方は通行止になっていないときは、最初に入った狭路な県道28号線を選んだ方が面白いと思います。
国道369号線で「道の駅 伊勢本街道 御杖」へ
※Googleマップの[C]~[D]を紹介
バイパスへつながるコーナーを立ち上がると、国道369号線へ出るT字路になります。ここを左折して御杖・曽爾方面へ。
左折するとすぐに新しい「石楠花トンネル」が待っています。
トンネルは2つに分割されています。一つ目は短いトンネルです。ちなみに、一つ目を出たところの下に交差するように走っている県道28号線を先ほど通過していたことになります。通行止でしたが。
トンネルの中も真新しい雰囲気が漂っています。
冬の雪シーズンですと、先ほど通行止になっていた県道28号線よりも、こちらを選んだ方が無難です。雨の日もトンネルを使いましょう。少しの時間でも雨に当たらない時間があると快適ですから。
2つ目のトンネル出口に近づいてきました。
そしてトンネルを抜けると、いきなり左手に鹿の看板(動物注意)です。ここを鹿が渡るのを想像すると、ちょっと怖いです。絶対ぶつかりそう。
動物注意の看板を見ながら進むと左手に下りのカードレールが見えます。ポツポツと路駐の車が見えます。先ほど通行止になっていたところを無事に越えられていれば、この下り坂のところへ出てくることができます。
さて、ここからは御杖に向けて国道369号線を快走します。奈良の秘境と言われる地域から、三重の秘境と呼ばれる地域へ向かうので、信号はほとんどありません。
道沿いには何もないんですよ。ただただ走るための道があるだけ。
直進するだけで、ちょっと暇になってきたので前方から車が来ないのを確認して、バックミラーにZ125PROを入れて撮影してみました。
そんなことをしていると、やっと信号のある交差点を発見!信号、久しぶり!新鮮!
赤信号だったので止まりました。奈良ニュルへ入り、やまなみロードを走って、県道28号線を進んでからここまでではじめての信号。ちょっとうれしい。
交差点を右折して御杖へ向かいます。
右折すると「青蓮寺川」を沿うように走ります。
砂防堰堤がありました。
先ほどの通行止もそうですが、土砂災害の多い地域なんだと感じます。砂防を通過すると採石場がありました。荒々しい雰囲気が伝わってきます。乗鞍岳のように自然ではなく人工的ですけど。
今日は晴れ間が続いているので、青蓮寺川の上流付近の流れは穏やかでした。でも、大雨になると濁流になるんだろうなぁ。
対向車もほとんどいない国道を進むと、県道31号線へ分かれる標識が出てきます。
御杖村へ向かうため直進すると、道の駅伊勢本街道御杖の看板が出てきました。とは言っても、ここから10km先ですが・・・。
ここからは山の景色を堪能したルートになります。
比較的平坦な区間もありますので、モンキー125でも快走できます!
快走区間を御杖へ向けて進んでいます!
空の青と雲の白、山の緑が美しい地域です。都会では見られない風景です。
秋らしく右手にススキが揺れています。都会だと花屋さんへ行かないと見られないですが、この辺りですと自然にあります。
御杖村へ入ってきました。道の駅はもうすぐです。
まっすぐに伸びる道が出てくると、後3kmくらいです。しかし、下道を走行しているとは思えない状況です。自動車専用道路と勘違いしそう。
道の駅御杖に到着しました。道の駅には左折して入ります。
ここまで、信号で1回だけ止まっただけで走り続けてきたので休憩することにしました。道の駅には二輪用の駐車スペースがありますので利用しましょう。
道の駅からはこんな景色が見えます。360°全部自然です。
途中、暇で寝そうになることもありましたが、Googleマップの[D]に無事到着できました。
国道422号線を快走~ひなち湖を眺めながら名張滝之原へ
※Googleマップの[D]~[E]を紹介
道の駅御杖で休憩したので、国道368と422の重複区間を使って北上します。
国道368号線は交通量も少ないので、大変走りやすい区間です。3桁国道ですが広域農道みたい。
ただ原付二種の場合は注意しておきたいことがあります。それは後方からの追い越しです。4輪車&250cc以上の二輪車は、かなりの速度で追い越していきます。まぁ、見通しの比較的良い直線が多いですからね。
出来れば、こういう区間で追い越してもらえると安心なのですが、
こういう区間で抜かれると、原付二種はかなりヒヤッとします。
原付二種の方はバックミラーで後方をちょくちょく確認して、後ろからやってきたら安全な区間で抜いてもらいましょう。
そうすると、こういう区間を原付二種が気持ちいいペースで楽しめます。
国道368号線は整備された二車線と、県道のような1.5車線が混在しています。道路状況をしっかり見ながら速度調整して進みましょう。
こんな風に整備された部分と、これから整備を待っている部分が混在しています。荒れたところもありますのでご注意ください。
名張川に沿って走っていると、遠くに「ひなち湖」が見えてきます。
すると前方に「林道」への標識が出てきます。なかなか魅力的な誘導です。今回は入りませんが。
林道へ誘っている入り口はこんなところでした。そのうち入ってみたいと考えています。
「比奈知ダム」が見えてきました。
ダムが見えてから直進すると、県道691号線への標識が出てきます。この交差点を右折します。
右折すると、意外にきれいな道が出てきます。適度なカーブも楽しい!
上りの左カーブ。バイク乗りなら大変楽しい瞬間ではないでしょうか。
と思って喜んでいると、急に荒れて狭くなります。注意しましょう。慌てます。
荒れて狭い道をまっすぐ進むと「滝之原」の交差点に出てきます。Googleマップの[E]へ到着しました。
ここで直進すると県道691号線(実走済区間)。
直進して「県道691号線(名張青山線)を走ったときのブログ」
左折すると県道692号線。
右折すると県道693号線。今回選ぶのは「伊賀コリドールロード」なので右折します。
伊賀コリドールロードで国道163号線までこちらも信号なし!
※Googleマップの[E]~[F]を紹介
県道693号線を進んできます。舗装が若干荒れてはいますが、まあまあ県道としては整っていると思います。
県道を進んでいると、かなり低空に「鳶」がやってきて旋回中なのを発見。赤丸部分に飛んでいます。
しばらく荒れた区間を進んでいると、急に修繕された区間に出てきます。ホワイトラインもはっきりしているので最近修繕されたような感じですね。観光目的か?それとも「青山リゾート」が近いからか?
整った区間を進んで行くと前方に「高尾橋」が出てきます。橋を渡るのですが、渡ったところの右手に「逆柳の甌穴(おうけつ)」への看板が出てきます。
伊賀コリドールロードを進むので、看板を見ながら道なりに左へ進みます。看板のところから500mほど進むとT字路に出てきます。
左折したくなりますが、伊賀コリドールロードは右折します。右折して進むと広域農道らしく、二車線の県道が待っています。
さて、ここから伊賀コリドールロードで伊賀上野方面へ向かうのですが、県道693号線を使って東へ向かい、県道29号線に出ないと行けません。まずは県道693号線の入り口ですが、先ほどのT字路から1.3kmほど先にこんな標識が出てきます。
拡大した標識を見るとわかりますが「県道693号線」の表記はありません。あるのは「霧生」へ左折できる表記のみ。でも、この左折なんですね。693は。ということで左折してみました。
右折すると、お~!なんとも舗装されたきれいな道ではありませんか!広域農道に相応しい状況です。しかし、しばらく進むと・・・舗装こそされてますが1~1.5車線の県道だった。
まぁ、嫌いじゃないし、どちらかというと好きなんでいいんですけど、大型バイクの方ならちょっとイヤかもしれません。
さすがに「間違ったかな?」と不安になったので、一応地図を取り出して確認。
やっぱり間違っていなさそうなので、再スタート。
曲がりくねってはいないけど、これって険道っぽさが残っていますよね?
進むにつれて険しく狭くなっていきます。これって本当に広域農道でいいの?トラック走れる?軽トラしか無理だよね?
何とか状況を写真で伝えようとがんばって撮影していますが、路面が荒れているのでブレてます!
これは1車線ですね。対向が来ても道の端に寄りたくないな~。足をついたらズリズリってコケていきそう。
こちらは左にガードレールなし。左端も削れて落ちているので足つき危険です!
ちょっとした峠を越えていきます。右端を見ると山から水が出てきています。
やっと険道の終わりに近づきました。
進んで行くと、急激に道路状態が改善されます。舗装も美しい二車線になります。そこから道なりに進んで行くと、県道29号線へ出るT字路に行き当たります。前後だけ整備され、真ん中は従来のままなんでしょうね。
伊賀上野へ向かうので、この交差点を左折します。ちなみに右折すると「メナード青山リゾート」へ到着できます。
左折して県道29号線を進むと、途中で「県道693号線」との交差点が出てきます。
いったい県道693号線は、どういったコースになっているのでしょう?地図を見ると「比奈知湖」の手前から入って行けるようなんですが・・・。そのうち探索してみたいと思います。
今回は、標識どおりに県道29号線を直進します。
この辺りの区間は、秋の紅葉が美しい場所なんだろうなと思います。
先ほどの交差点から約1.2kmくらい進んだところの左側に「矢持郵便局」があります。この郵便局が目印です。
郵便局前から右手に伸びている道へ入ってください。これが伊賀コリドールロードです。
右折して進むと、上り坂が待っています。原付二種の方はアクセル開け気味で上りましょう。
ここからは信号のない広域農道「伊賀コリドールロード」を爽快に走れます。
奈良ニュルほどではありませんが、こちらの広域農道もアップダウンがありますので、原付二種は少しツライ区間もあります。
こんな豪快に快走できる区間もあります。
途中に、何度か交差点が出てきます。信号の無い交差点なので、必ず対向や左右を確認して走りましょう。お互いに速度が出ていると大きな事故になります。
基本的に展望は良くないのですが、ところどころ(主に橋を渡る瞬間ですが)展望が開けます。
山を降りてくると前方の視界が広がりました。すると目の前を「鳶」が旋回しています。今回は良く遭遇する。
ノーファインダーですが、結構うまく収まりました。で、伊賀コリドールロードはというと、まだまだ直進します。
さて、ここからまたアップダウンのある区間に戻ります。
道沿いに放置されているように見えるコンテナがありました。不思議なイラストが描かれています。メッセージの意味は全くわからないので考えるのをやめました。
国道163号線に近づくと、舗装状態がとても整った長い直線に出てきます。工業道路も兼ねているんでしょう。
この区間ですが原付二種は要注意です。というのも、後方から4輪や大型二輪がガンガン抜いていきます。できるだけ左寄りに走っておくほうが無難です。
国道163号線の交差点「平田」に向けて進みます。もう少し走ると交差点に到着します。
「服部川」を渡ります。すぐそこが交差点です。
交差点「平田」に到着です。
交差点の信号が赤だったので、伊賀コリドールロードに入ってから初めて停車することができました。Googleマップの[E]からここまで、信号なし区間ということです。
交差点の信号が青になったので左折し、国道163号線を大阪方面(西)へ進みます。
少し進むと右手に「ミニストップ伊賀畑村店」がありました。
さすがに「道の駅御杖」からここまで、ほぼ走り続けていましたので休憩。
Googleマップの[F]に、やっと到着です!右手首が痛い。
国道163号線で伊賀市を抜け王道ルートで帰宅
※Googleマップの[F]~[G]を紹介
ミニストップから国道163号線に復帰して大阪方面へ進みます。
163号線に入ると、信号が増えてきました。ここまで信号がほぼ無かったのでギャップが大きいです。
淡々と163号線を進み、伊賀市街に入ります。ここまで来ると交通量が増えてきます。
伊賀市街から直進して進みます。ここからは普段から走りなれているコースです。
信号待ちで暇だったので、ショップのガラスに映ったバイクを撮影してみました。
まだまだ直進していきます。う~ん、車が多い。
暑さもあって、少しヘタリ気味になっています。
伊賀市街から旧大和街道を進み、木津川を渡って西へ。
旧大和街道を使って国道163号線との合流へ向かいます。旧大和街道は狭いので、対向車があるときは譲り合って進みましょう。
国道163号線との合流はこんな感じ。「止まれ」の標識があります。そして横に横断歩道があります。
合流を左折して進みます。ここからは163号線を走ります。
道の駅「南山城村」を通過して笠置方面へ。
関西本線と並行して走っていきます。時刻が合えば真横に電車が走ります。
関西本線から外れると、今度は木津川と並行して走れます。日の光で川面がキラキラしてます。
笠置から加茂の区間、夕方が近づくと若干車が増えてきます。
まっすぐ進むと、もっと渋滞してそうだったので左折し、JR加茂駅方面から帰宅することに。
裏道的な県道を使って進むことで、行きに曲がった「浄瑠璃寺口」へ戻ってきました。
そこから少し走って、無事に怪我なく事故なく違反なく帰宅。全行程194.1kmのツーリングが完了!
さいごに
走った距離の割には時間はかかっていませんでした。それもこれも広域農道をメインに使ったコースなので、ほぼ信号が無いのが理由だと思います。
今回走った「奈良ニュル」「やまびこロード」「伊賀コリドールロード」は、走りごたえのあるコースです。しかし困るのは休憩ポイントがあまりないこと。
コンビニもありませんし、道の駅も頻繁には出てきません。125ccの場合は、アクセル開けっ放しという状態も続きます。
適度な休憩ポイントを見つけて休みながら走ってください。その方がお尻も痛くなりにくいですし、余裕をもって景色を楽しむことができます。
後はスピード違反に注意しましょう。