2022年4月ごろから京都府南部を震源とする地震が増えていることもあったので、前々から気になっていた三重県にある「大村神社」にお参りへ行ったコースを紹介します。途中、ジャンボ干支で有名な辰水神社へも参拝しダブルでご利益を期待するという、神様からすると「あさはかなヤツ」と思われそうな125ccツーリングです。
辰水神社と大村神社へのコース概要
詳しいルートは下のGoogleマップを参考にしてください。
概要としては、次のようなルートを走っています。
- 国道163号線
- 広域農道グリーンロード
- 国道165号線
- 国道422号線
- 県道686号線
- 伊賀コリドールロード
目的地は2つ。
- 辰水神社(アマビエ様)
- 大村神社(ナマズ様)
ストリートビューを使ってもらうとわかりますが全行程、大変走りやすいコースです。また道を間違えにくいコース取りですし、仮に間違えても復帰しやすいコースです。ガソリンスタンドもありますので、ガス欠などの心配も最小限。
4月からバイクに乗り始めた人や、春から教習所へ通って8月から乗り始める人にもおすすめのコースです。
国道163号線で伊賀上野へ
Googleマップ[A]から[B]へ向かいます。
まずは木津川を渡って国道163号線へ。
国道163号線を東へ向かって進み、伊賀上野市街を目指します。
走ったのは4月20日(水)、気温は22℃。
動くと少し汗ばむくらいの、バイクには丁度いい気温でした。
国道163号線を走っていき、伊賀コリドールロードへ少しだけ入ります。するとGoogleマップ[B]の交差点が出てきますので、左折して伊賀市街へ。
伊賀市街を抜けて津市へ
Googleマップ[B]の交差点を左折して木津川を渡ります。
前方に「伊賀上野城」が見えます。
木津川を渡ったら道なりに直進します。すると国道422号線との交差点に出ます。
左右に走っているのが422号線。直進が163号線。直進してここからしばらくは国道163号線をトレースします。
市街地のど真ん中は、こんな感じで車が多いです。
この辺は飛び出しに注意して徐行しましょう。少しがまんしていると、市街地を抜けますので流れます。
服部川に沿って走ります。
「さるびの」の看板が出てきました。ここで1つ目の目的地の半分くらい進んだことになります。
山に向かって走ります。ツーリング気分が高まります。
青山高原の看板が出てきました。一つ目の目的地はもう少しです。
津市と伊賀上野市の「ほぼ中間」に来ました。
新長野トンネルを通過します。
このトンネル、外の気温が22℃でもトンネルの中は10℃以下の感覚でした。めちゃくちゃ寒い。比較的距離も長いので、体の芯まで冷え切りました。
トンネルを抜けると「広域農道グリーンロード」の標識が出てきます。ここを左折して一つ目の目的地である「辰水神社」へ向かいます。Googleマップの[C]です。
国道163号線から左折してグリーンロードへ入ると、こういう「のどかな道」が待っています。
Z125PROが上り坂を苦も無く駆け上がっていきます。モンキー125は、ちょっと苦しい。
坂を下ると標識の無い脇道があります。ここを右折で入ります。
狭い道へ入りました。地域の生活道という雰囲気です。
民家が出てきました。人と車に注意しながら進みます。
民家の間を進みます。
回り込んで右折します。左右確認を忘れずに。
回り込んで直進すると、、、
辰水神社に到着!と思いきや・・・ドーン!
カフェに到着!でも、オープンしている雰囲気ゼロ。駐車スペースもガラーン。
お店の入り口に貼り紙がありまして、午後12時から13時30分くらいまでは「お休み」らしい。ネットの情報には一切書いてなかったんですが・・・。
独自ルールで営業されているようです。独自ルールはご自身のお店なので好きにされれば良いのですが、一応は「客商売」なのでネットの情報は常に最新情報に更新しておいてほしいところです。それもSNSだけに頼るのではなく、ホームページやGoogleマイビジネスなど、誰でもたどり着ける公式サイトに。
気を取り直して、当初の目的である「辰水神社」へ向かいました。
辰水神社を参拝
Googleマップの[D]、辰水神社へ到着しました。先ほどのカフェから、すぐ近くなんです。
正面向かって左にカラフルな「アマビエ」が佇んでおります。アマビエって妖怪じゃなかったか?神様と妖怪のコラボレーション。
右手には竜神。デザインが今風です。
では参拝へ向かいます。
いきなり急な坂です。歩きやすい靴の方が良いです。
坂を上ると、二の鳥居があります。
鳥居の先には、急な坂が続いています。
坂の階段を右に回り込むと、さらに急な坂が待っていました。
上から二の鳥居を見ると、結構高い場所に居ることがわかります。
さらに上を向かって進みます。
もみじが大変美しい神社です。秋の紅葉シーズンもおすすめです。
本殿手前のところに「百度石」がありました。比較的新しい石です。
さて、本殿へ。
辰水神社の本殿は開かれています。
本殿の中には、歴代の「ジャンボ干支」の写真が飾られていました。
本殿の正面には、整った祭壇があります。
お参りを済ませて本殿のまわりを見学。
本殿の裏手には、下の道から車で入って来られる道があります。かなり急坂ですが使えそうです。
展望が開ける場所もあります。
本殿の手前には大きな「もみじの木」。青々として大変美しいです。
参拝者を迎える狛犬も健在。
バイクへ戻ります。
アマビエの待つ入り口まで戻ってきました。村社としては「辰水神社」ですが、式内社としては「船山神社」のようです。
もう一度、ご利益をみなさまにお送りするため、アマビエ様をどうぞ。
これでウィルス性の感染症も予防できるはずです(CDCや厚生労働省の認可はありません)。
神社への入り口になっている、普通乗用車がギリギリ1台通過できる橋から撮影。
写真からもわかりますが辰水神社は山と共にある神社です。そこに水の妖怪という組み合わせ。グローバルな視点が取り入れられています。
三重県広域農道グリーンロードで大村神社へ
バイクを出して広域農道グリーンロードで国道165号線沿いにある「大村神社」へ向かいます。
グリーンロードを走っていると、「なるほど、グリーンロードだ」という理由がわかります。その理由がコレ。
一面の麦畑。
グリーンロードは麦畑の間を快走できます。風で麦が揺れるのを楽しみながら走れます。バイクならではの楽しさです。
謎の事務所もあります。ドアだけテイストが合っていないのは愛嬌でしょうか。
12kmほどグリーンロードを南下すると、国道165号線と合流します。大村神社へ向かいますので交差点を右折し、国道165号線を西へ向かって進みます。津市から伊賀上野方面へ戻っていきます。
165号線は流れていますのでスムーズに走れます。ただし、面白さはほとんどありません。
青山町へ入ると国道沿い左手に「ファミリーマート青山店」があります。ファミリーマートのすぐ先の交差点を左折して大村神社へ向かいます。
左折すると大村神社はもうすぐです。
大村神社への看板が出てきますので、スピードを落としながら進みましょう。看板にしたがって進むと、勝手に到着します。
三重県伊賀市阿保「大村神社」を参拝
Googleマップの[E]です。
大村神社の駐車場は、とにかく広い。
そのため参拝者の少ないときに、モンキー125とZ125PROが入るとこんな感じになります。
隅の方へ停めて参拝へ向かいます。地震を防いでくれるという言い伝えがある神社らしい句があります。
鳥居をくぐり、すぐ右に「なまず池」があります。
日本で地震と言えば「なまず」。これは心強い。
竜神も居ます。辰水神社と同じく「今風」のデザイン。若者へのアピールでしょうか?
なまず池のすぐ隣に「豊栄」の石塔がありました。
石塔を見ると、ハートがいっぱいです。かなりラブリーな雰囲気。女子ウケ狙いでしょうか。
本殿へお参りに行きます。まずは本殿正面の鳥居横で手水を使います。
正面の鳥居から参拝。
遠くからはわかりませんが、近づくと本殿のまわりには「なまず」が沢山並んでいます。これは地震対策に良さそうです。
なまずが囲んでいます。そして、なまずの間にはトラもいました。
本殿は静かな佇まいと、凛とした空気が漂っています。
凛とした雰囲気とは逆に、かわいい雰囲気の「なまず」が本殿をぐるっと囲んでいます。なかなか高度なバランスです。
この「なまず」達ですが、社務所で手に入ります(大がひとつ800円)。
本殿の右に地震を防いでくれると言われる「要石」があります。ここを参拝すれば、大きな地震も怖くない!きっと「なまず」が災害を防いでくれる。
それでは詳しく見ていきます。正面の社から。
向かって右の「水かけなまず」。水かけ不動ではありません。
要石の縁起。
そして肝心の「要石」。
向かって左の「水かけなまず」。
ここまでご覧になったあなたにも、きっと「なまず」のパワーが届いているはず。地震対策できたも同然です(たぶん)。会社で見ているなら、BCP対策も万全にできるはず(おそらく)。
さて、本殿で迎えてくれる狛犬ですが、こちらの狛犬はどちらかというと「シュッ」と系です。
本殿の最後は神社の延喜です。
大村神社は地震以外にも、もうひとつ見どころがあります。それは日本三大奇鐘の一つ「虫食の鐘」。
この中に鐘があります。
ここから入ります。閉所恐怖症の方はご遠慮ください。
これが「虫食の鐘」です。写真では明るく撮影していますが、実際はもう少し暗いです。
駐車場へ戻ります。
大村神社の駐車場を出ると、すぐのところに「さくら山公園」があります。ここにも「なまず」があちこちいます。かなり「なまず推し」空間になっています。
県道686号線で快走帰宅
大村神社を出て国道165号線へ戻ります。165号線を西へ走ると国道422号線との交差点に出ますので、右折して422号線を北上。「丸山」の交差点まで進みます。
丸山の交差点を左折し、県道686号線へ入ります。伊賀市街の渋滞をパスするのに最適なコースです。
交通量が少ないので快走できます。市街の渋滞を抜けられます。
しばらく進むと県道らしい区間になります。
1つ目の交差点が出てきます。一旦停止してください。ルートは直進します。
2つ目の交差点が出てきます。ここも直進します。
直進すると山越えになります。
山を越えて降りてきました。
前方の交差点を左折します。左折して進むと右折レーンが出てきます。右手には農協があります。
ここを右折すると、伊賀コリドールロードで大内IC方面に抜けられます。
道なりに進むと国道163号線へ出られます。伊賀市街のもっとも渋滞する区間をパスするルートです。市街に用事の無い方は使うと便利です。
さいごに
今回のルートは全行程166.7kmでした。日帰りコースとしては丁度いい距離です。
全体的に見ても走りやすいルートなので、初心者の方も安心してソロツーリングに使えると思います。また神社参拝はツーリングの目的として最適です。バイクならではの気軽さを武器に、楽しんでいただけると幸いです。