京都のバイクツーリングで人気のある北丹方面へ京都市内や京都府南部から向かうには、亀岡の国道9号線の渋滞を通過することになります。特に困ったなと感じるのが、老ノ坂~園部付近までの渋滞。時間帯に関係なくトロトロ運転なので、かなりストレスが溜まります。

そこで何とかして国道9号線の渋滞区間を回避する「抜け道」は無いかと探索に出掛けました。

亀岡を通過するツーリングで使う国道9号線渋滞【下矢田~園部】区間抜け道探索 by GoogleMap

今回の探索は2021年7月23日に国道9号線の渋滞を何とか回避するべく走った、抜け道探索したレポートです。

※このレポートでは、国道9号線【下矢田~園部】区間の渋滞回避を目的に抜け道探索しています(Googleマップの[E]~「J])。前半部分【王子~下矢田】区間の渋滞回避ルート探索については、下のブログでレポートします。

逢坂峠バイクツーリング~京都丹後方面への抜け道に使えるのか検証!

亀岡国道9号線を跨いで保津川を渡る

国道9号線をまたぐ交差点

国道9号線との交差点を直進し、府道25号線を進みます。

直進すると「マツモト」の駐車場があります

亀岡で昔からある「マツモト」の駐車場横を通過します。この辺りは買い物の人が多いので、いつでも止まれるくらい用心して走りましょう。

注意しつつ進むと、保津川を渡る橋が出てきますので、そのまま渡ります。

保津川を渡る

橋の上からは「SANGA STADIUM by KYOCERA」が左手に見えてきます。かなり大きな箱ものです。郊外だからこそ建てられたものだと感じます。

どれくらい利用されているのか謎な施設

保津川を渡っていると標識が出てきます。「南丹八木」方面へ直進します。

青空でいっぱい

橋を渡り終えると左手には田園風景が望めます。

9号線よりも川をはさんで東側を走行中

今回抜け道を試したい区間へ入りました。

亀岡の観光名所「保津川」を渡って府道25号線で抜け道を試す

保津川を渡って府道25号線を使うと、渋滞しやすい園部までの区間を快走できる可能性が高くなります。というのも、府道25号線は、こんな感じで道路も整備され、車も少ないルートだからです。

何もない風景

府道25号線から国道9号線方面を見ると、こんな景色が広がります。

こちらも何もない風景

府道25号線を快走します。驚くくらい道路が整備されています。

大変美しい・・・スタジアム効果か!?

T字路を示す標識が出てきますので右折します。ここ、ややこしいです。左折すると9号線へ戻されるので抜け道の意味がなくなります。注意しましょう。

遠目に見るとこんな感じ
拡大した標識

しばらく走ると、再び国道9号線へ誘導しようとする標識が出てきますが、ここで誘導されてはいけません。直進して八木方面へ向かいます。

直進あるのみ!

少し府道っぽくなってきました。道幅も狭くなる区間が出てきます。

半分だけ整備される?

少し複雑な交差点が出てきます。今回は園部方面へ向かいたいので直進します。もし、ここで京北町(ウッディ京北など)へ向かいたい場合は右折しましょう。

木で標識が見づらいので注意
拡大した標識

直進すると牧場が見えてきます。

のどかな雰囲気がします
時間がゆっくりになった気がします。気のせいですが。

そのまま進むと南丹市へ入ります。IターンやUターンでの生活を積極的に進めている地域です。京都のFMラジオ「アルファステーション」でもラジオ広告が入ります。

Iターン~Uターン~ナンターン

田舎道を走ります。道路はキレイなのと見晴らしが良いので快走できます。

カーブの先まで見えます

一部、道路がかなり整備されている区間に入ると、国道9号線と京北へ分かれる交差点が出てきます。

この交差点も複雑
拡大するとわかる複雑さ

この交差点ですが注意が必要です。直進すると渋滞する国道9号線へ出ます。京北の方へ進むと国道477号線で日吉方面へ行ってしまいます。今回は園部方面へ行きたいので右折して、国道9号線と国道477号線の間に書かれている「府道25号線」を選びます。

府道25号線を進むと、びっくりするくらい山が近くなります。

山が近い
左側も山が近い

国道9号線と南丹園部へ分かれる標識が出てきます。ここも注意しましょう。国道9号線方面ではなく、南丹園部方面へ向かいます。

迷わず直進

この付近になると、府道らしさのある風景に変わります。とは言え、道幅は十分なので安心して快走できます。

右側の擁壁が雰囲気あり

大堰川(おおいがわ)を左手に見て快走します。この付近は気温が若干低く27℃くらいでした。国道9号線方面と比較すると10℃くらい低いことになります。バイクで走っていると快適です。

大堰川
ゆったりとした流れ

集落が出てくると、園部が近づいてきています。

園部も近い

集落を抜けて進むと、JR山陰本線の高架をくぐります。

上にJRが走っています

すると府道19号線の交差点が目の前に出てきます。T字路になっているので左折すると「道の駅 京都新光悦村」へ行けます。

左折して道の駅へGO

道の駅「京都新光悦村」から帰りは実測のため国道9号線を使ってみる

道の駅 京都新光悦村

道の駅で休憩しました。気温36℃くらいなので、路面温度は40℃を超えていると思います。125ccでもかなり暑い!

ここの道の駅はバイクツーリングが多い場所なので、二輪専用の駐輪場が広めに設置されています。大型バイクや装備の多いアドベンチャー系でも駐輪しやすいのでおすすめです。

125ccだと無駄に広い

ただ、道の駅としての魅力はというと、個人的な感想ですが「ありがちな」場所です。何かを求めて立ち寄るというよりも、休憩場所として活用するのが良いと思いました。私たちも休憩だけして出発。

エンジン始動中のZ125PRO

道の駅を出て左折し、国道9号線へ向かいます。というのも、国道9号線の渋滞混雑状況を確かめておきたいと思ったから。

9号線へ向かう途中にGSがあるので給油も出来ます

お店や民家の間を走っている府道19号線を進むと、すぐに国道9号線の交差点に出てきます[G]。ここを左折して亀岡方面へ戻ります。

交差点を左折して亀岡方面へ向かった瞬間から、やはり車が多い。そして、気温も一気に上昇。途中、ロードサイドにあった気温計は37℃になっていました。体温より高い・・・。

暑い。暑すぎる・・・。ということで、Googleマップの[G]ポイントにある「ミニストップ」へ。夏限定の「シャインマスカットソフト」を食べてカラダを冷やすことにしました。

ミニストップで休憩中
ありがとう!ミニストップ

ミニストップのおかげで、熱中症予防ができました。ミニストップを出て、国道9号線を亀岡方面へ向かって進みます。

工場のロゴに注目!

流れてはいますが、やはり車の量は多いです。

前を走る軽自動車は危険走行中でした(近づかない)

八木近郊も車は流れてはいますが、快走できるほどではありません。

車、多いな・・・

右手に特急が京都方面へ走っていきました。

最後尾だけ撮った

八木を通過して千代川~並河を抜けて行きます。速度は制限速度で走れます。

125ccだと「まずまず」の流れ

亀岡に近づくと次第に混雑してきます。さらに混雑すると左のお店から出てくる車が、無理に9号線へ入ろうとするので、余計に混雑を誘発するという結果になっています。

事故に巻き込まれないよう注意しながら進みましょう。すると「ガレリアかめおか」が見えてきます。

「ガレリアかめおか」への標識が出てくる

かなり暑いので休憩します。熱中症予防です。

「ガレリアかめおか」入り口付近
駐輪場から
特長的な建築様式です

駐車場に車が多いなと思っていたら「朝市」のようなイベントが行われていました。

地元の方が買い物へ来られていました

駐車場の隅に二輪専用の駐輪場がありますので利用します。

できるだけ日陰へ

ただ、ここの駐輪場はかなり狭い&小さい。上の写真を見てもらうとわかりますが、原付や125ccなら余裕もありますがアドベンチャー系はキツイです。

大型車が2台以上で走っているなら、車用のスペースに入れた方が無難かと思います。

老ノ坂峠から府道10号線で長岡京へ

「ガレリアかめおか」を出発して京都方面へ向かいますと、予想通りですが渋滞に巻き込まれました。老ノ坂峠の手前にある「セブンイレブン亀岡篠町王子店」を過ぎるまではトロトロ運転が続きます。

やはり国道9号線の「王子~園部」区間は、常時混雑していることに変わりはありませんでした。

渋滞区間を抜けると老ノ坂峠へ入ります。

王子の交差点を過ぎた付近

峠区間は走れますが、車が多いのは変わりませんのでスピード控えめ&車間距離長めで走りましょう。

上り区間は125ccにはちょっとキツイ

前の車が突然何もないのにブレーキを踏むことがあります(理由不明)。老ノ坂峠を越えて下ります。

下りの方が注意が必要!

ここからのコースですが、国道9号線から外れて府道10号線へ入ります。

沓掛に近づくと標識が出てきます

上に走っているのが縦貫道。標識を見ると右へ向かう道があります。これが府道10号線。

「大原野」へ向かう道を使う

メインは国道9号線なので、手前から注意しておかないと右折できずに通り越してしまいます。無事に府道10号線へ入れると、こんな景色が見えてきます。

縦貫道が見えます
縦貫道と並走(南向き)

道なりに進むと右手に「大原野IC」が見えてきます。Googleマップの[J]のポイントです。

遠目に見える標識
右へ行くと縦貫道入り口

私たちは125ccなので左折して「長岡京」方面へ進みます。大原野は少し高い位置にあるため、京都市内が一望できます。

遠くに京都市内が見えます
伏見区も見えます
赤丸部分に注目!

遠目に(かなり小さい)ですが「京都タワー」が見えています(赤丸部分)。

京都タワー付近を拡大

長岡京から石清水八幡宮経由で帰宅ルートへ

長岡京天満宮

長岡京天満宮の前を通過して南下し、国道171号線に向かいます。

長岡京天満宮前の交差点(南向き)

171号線から京滋バイパスの下を走っている国道478号線へ入り直進します。

京滋バイパスと並走

その後、府道13号線へ入って「御幸橋」に向かって進み、橋を渡ります。

御幸橋を通過中

御幸橋を渡ると正面に「石清水八幡宮」が見えてきます。

前に見える山が「石清水八幡宮」

交差点で止まると、真正面に見えます。

社が見えます
拡大した社

御幸橋を渡ってすぐに左折し府道22号線を進み、国道1号線の交差点まで進みます。

国道1号線との交差点~八幡~

1号線をまたいで直進していき、朝に通った「山手幹線」を使って帰宅ルートへ。

走行速度が高いので、慣らし運転中は危険

快晴のまま、精華町まで戻ってきました。

晴れ渡る空の中、帰宅

かなり高い気温の中を走り続けましたが、バイクは全く問題なし。空冷エンジンですが、終始安定したアイドリング。アクセルを開けるとスムーズに回り続けました。というか、気温が上がった方が3速、4速での走りが向上した気がしています。もしかすると、これはオイルによる効果かもしれません。

使っているオイルについてのブログは「125ccバイクにおすすめのオイル」をご覧ください

でも、バイクは高い気温に勝てても、人はそうはいきません。奥様、かなり暑さでヘタリ気味です。

暑さでヘタリ気味・・・

しばらく走って帰宅。暑い中、熱中症にもならず無事に走り終えられました。

145.7km

今回の総走行距離は145.7km。日帰りとしては丁度いいくらいです。

で、バイクを片付けようとしていると、足元をゴソゴソと動く気配を感じて見てみると、、、

暑さでダウン気味のコウモリ

コウモリが壁にへばりついていました。暑さに負けそうになっているのでしょうか。とりあえず、そのままにしていると、ゴソゴソ地面を歩いて日陰へ退避していきました。夜になったら涼しくなるので飛べるかもしれません。

今回の探索の結論

今回、国道9号線の王子~園部区間の渋滞を回避するべく、2つのルートを試してみました。

結論から申し上げると、府道733号線を使った「逢坂峠」越えは渋滞回避には使えません。このブログで紹介している府道25号線は渋滞回避に使えると判断しました。

ですので、京都市内や京都府南部方面から国道9号線を使う場合は、次のルートが渋滞を回避して走れるコースになると思います。

老ノ坂峠を越える → 国道9号線「王子」交差点で右折して、府道402号線を進む。ここでの注意は、府道402号線は午前7:00~9:00くらいまで王子から亀岡方面行きの一方通行になることです。

府道402号線を進み、府道25号線へ出て保津川を渡って園部へ向かう。これが快走できるコースでしょう。

また、丹後方面から帰ってきた場合は、園部の交差点で左折し府道25号線を目指して進み、保津川を渡って亀岡駅周辺に入ったら、府道402号線で王子まで抜けて老ノ坂峠を越えるのがベストだと思います。

このコースだと、国道9号線を使う部分がかなり減りますので、比較的楽に走れるはずです。

出来ればですが、京都市内や京都府南部から丹後方面へ向かう場合、午前7時までに国道9号線の王子~園部区間を抜けるようにプランニングするのが一番ではあります。

府道733を使ったルートは『逢坂峠バイクツーリング~京都丹後方面への抜け道に使えるのか検証!』でご覧ください。