三重県伊賀市高尾には、セガを代表するキャラクター「ソニック」がボードに乗ってポーズを決めている場所があります。ネットでは「謎のソニック像」として知られているスポット。
今回、2022年8月10日に名張へ走りにいった帰り道、ちょっと立ち寄ってみました。
ソニックスタチュー
場所はですね、伊賀市と言いながらもかなり奥地。奥伊勢と呼ばれているエリアです。西側には名張市があります。
Googleマップでの表示ですが以前は「ソニックのオブジェ」だったと記憶しておりまして。しかし現在は「ソニックスタチュー」と表記が変更されております。
ソニックの像は高さ約2メートル、足下のボードは全長3メートル。三重県道39号線沿いで宙に浮いている異質なオブジェのため、車やバイクで走っていても視界に飛び込んできます。
以前見たときよりも美しくなっており(以前は剥げてました)、まるで新品のような状態。
なんと素晴らしい状態を維持しているんだろうと思っていましたところ、家に帰ってネットで検索すると下の情報を見つけました。
『海外も注目「謎のソニック像」 設置者遺族が補修 伊賀市高尾』
2年前に補修されていたのですね。キレイになったソニック、うれしそうです。
そして、ソニック像だけが話題になりますが、忘れてはいけないのがソニック像を設置する理由となった「小寺山荘」。
こちらは、ちょうどいいくらいのひなびた雰囲気になっています。
県道693号線で山越え
ソニック像を後にして、県道693号線へ入り山越えしました。ここは伊賀コリドールロードの一部です。
県道693号線は、県道39号線から入った部分と、県道693号線の中間点から県道29号線へ合流する部分は道幅も広く整備されています。
まずは県道693号線へ入った部分。
続いて、中間地点から県道29号線へ出るところ。
しかし、それ以外の部分は基本的に1車線の3桁県道。
一部、荒れている箇所もありますので、険しい道が好きな方にとってはワクワクできる場所です。
険しい区間の後半は、道の端の荒れ具合が増します。隅に寄り過ぎないように通過しましょう。
上空に雨雲らしきものが発達中。近くに湖もあるので空模様が変わりやすい地域です。
伊賀コリドールロードで強い雨
県道29号線へ向かっていきます。
前方のT字路を左折します。右折すると「メナード青山リゾート」方面へつながっています。
T字路を左折して県道29号線を北へ向います。
しばらく走ると「矢持郵便局」が左手に出てきます。この郵便局のところを右折します。
右折すると言葉のイメージどおりの「広域農道」がスタートします。
この辺りの広域農道(伊賀コリドールロード)は山を何個も越えて行きます。アップダウンが続きますし、山間部を貫いて走って行くため天気も変化しやすい場所です。
ソニック像からここまでは酷暑と言える晴れ間が続いていたのですが、、、上空の色が怪しくなってきました。かなり暗い。
かなり暗くなってきたので「ヤバイいかな」と感じていたところ、ポツ、ポツ、ポツと大きな雨粒が落ちてきてヘルメットを叩き出しました。
「あっ、これはヤバイ!カメラを防水袋へ入れよう」と思った瞬間、ザーっという雨ではなく「ドドドドド」という感じの雨が大量落下。
ヘルメットに当たってゴツゴツとした音がしていますし、ジャケットとジーンズの太もも部分はアッという間に水浸し。タンクバックの表面は雨水が溜まり、前方は雨で見えづらいという状態。
5分くらい、そんな豪雨の中を走ると、雨雲を抜けたようで一気に酷暑へ。
雨に濡れた部分と走っているときの風の作用で、酷暑の中でも天然の冷風扇効果でかなり涼しい時間を過ごせました。が、乾いた後は危険を感じる酷暑となりました。そしてバイクも用品も全部乾燥完了。
名張と伊賀は天気が一瞬で変化するため、日帰りなら突然の雨は覚悟して走りましょう。
さいごに
特に何かがあるわけではありません。しかし「ソニック像」は何となく楽しい雰囲気をくれます。あのキャラクターが持つ力なのか、ソニック像を設置された小寺氏の想いが詰まった力なのか。
酷暑が続く季節です。あまり遠くへ走りに行くのは嫌だけど、どこか目的をもって走りたいという方。宙に浮くソニックへ逢いに行ってみてください。暑いけど、雨に遭うかもしれないけど、きっと、たぶん、ちょっと楽しくなれます。