原付二種(125cc以下)で京都山城地方から伊勢志摩へ下道ツーリングをするには、大きく分けて2つのルートがあります。
1つは国道163号線を東へ向かって三重県久居市まで走り、国道23号線で南下する「超王道」の方法。
もう一つは、今回紹介する奥大和~奥伊勢の秘境感を楽しみながら走る方法。
すんなりと最短距離&最短時間で伊勢志摩へ行きたい方は1つ目の方法で。遠回りして、わざわざ秘境感を楽しんで行きたい方は、今回紹介する奥大和~奥伊勢ルートがおすすめです。
奥大和~奥伊勢ツーリングルート by GoogleMap
このブログは2021年10月5日~6日にかけて、モンキー125とZ125PRO(原付二種)の2台で伊勢志摩へ旅したルートの一部を紹介しています。
京都山城から奥大和までのルートは、下のブログでご覧いただけます。
伊勢志摩ツーリング往路全体の紹介については、後日投稿しますのでお待ちください。
奥大和・奥伊勢とは
どちらも聞き馴染みのある言葉ではありません。特に「奥大和」って、私自身は最近まで知らなかった言葉です。近鉄電車のポスターで知ったのが1か月前の10月中旬。
奥大和とは
奥大和とは、奈良県の中でも人が集まっている北部や西部よりも南側を指しているようです。
京都山城地域に近いのは、以下の地域です。
- 山添村
- 宇陀市
- 曽爾村
- 御杖村
- 吉野町
- 東吉野村
もう少し南側まで範囲を広げると、
- 川上村
- 天川村
- 上北山村
- 下北山村
- 十津川村
こういった地域が奥大和に含まれます。
言うなれば、奈良県の中でも「秘境」の雰囲気が強い地域と言えます。ツーリングライダーの感覚としては、強い台風が来ると土砂崩れなどが発生しやすく、通行止めが多い地域です。
奥大和に関しての詳しい情報は「奈良県地域振興部 奥大和移住・交流推進室」が運営するサイト、「Local Life in Nara Okuyamato」が参考になります。
バイクツーリングだけではなく、キャンプやカヌーなども楽しめる地域ですから、ご家族での旅行にもおすすめです。
奥伊勢とは
続きまして「奥伊勢」です。京都生まれ、京都育ちの私には全くどの辺りを言っているのかわかりませんでした。
インターネットを使って調べてみましたが、奥大和とは違って明確な情報がありません。ある程度わかりやすい情報として見つけたのが、三重県多気町のホームページの情報。
『奥伊勢地域自然満喫コース』というPDF。
この情報を参考にすると、次の地域を奥伊勢としているようです。
- 松阪市
- 多気町
- 勢和村
- 大台町
- 大宮町
- 大内山村
- 紀勢町
紀勢町は海に面していますが、それ以外は「伊勢」の名を使っていても、伊勢をイメージさせる「海」に面しておらず陸側です。ここに「奥伊勢」というグループの特長が見えた気がします。
針テラスから奥大和「宇陀市榛原」へ
※Googleマップの[A]から[B]へ
針テラスで休憩し、国道369号線へ出ました。
上の写真の交差点を左折して、奥大和「宇陀市」へ向かいます。
国道369号線を南下していきます。国道369号線は大変走りやすい区間です。その代わりと言ってはなんですが、退屈で眠気を誘う道でもあります。
標高が高くなる区間もあり、展望が開けて美しい景色を楽しむこともできます。
額井岳を降りてくる頃には「宇陀市」に入っています。
曽爾高原まで29kmの標識や、飛鳥・藤原、宇陀・松山、東吉野など奥大和に入っている地名が出てきました。
のどかな雰囲気の中をゆったりとした気分で原付二種を走らせます。
大きな変化の無かった国道369号線に、ちょっと迷いそうな標識が出てきました。「五月ヶ丘」という交差点の手前です。
立体的な表記になっているのですが、地元の人でないとパッと見ただけで理解するのは無理っぽい。ただ、今回の私たちは国道369号線を南下したいので、左斜め上に向かっている道を選ぶことにしました。
で、実際の交差点を見てみると、標識よりも格段にわかりやすいやん!
ゆるやかな左カーブの道を走ると高架になっています。高架から下の様子を見ながら走ると、榛原トンネルが待っています。
榛原トンネルを抜けると、すぐにT字路の交差点が待っています。写真はブレてますが、左折が「御杖・曽爾」、右折が「榛原駅」になっています。
左折して御杖・曽爾方向へ進みます。
左折して200mくらい進むと左手に「弘法大師のおいしい岩清水」が猛烈にアピールされています。元々は伊勢詣をする旅人のための水場ようです。宇陀市の観光名所として存在しています。
しかし、観光名所でありながら公式サイトはありません。訪れた人のブログを拝見してみますと、100円で2リットル湧水が汲めるという情報がありました。しかし別の人が訪れたときは使用停止になっていたという話も。訪れてみないとわからない。びっくり箱状態の名所というのも凄いです。
弘法大師の岩清水の前を通過し、国道369号線を進みます。
前方の山を見ながら、川の流れに沿って走っていきます。山へ向かっていますので、どんどんと森や林が近くになってきます。
おもちゃの家のようにカワイイ建物もあります。学校?何かの施設?
川の反対側(右手側)を見ると、かなり魅力的な林道っぽい入り口も。入る前から険しさが伝わってきます。ただ今回はスルーしておくことにしました。ここへ入ると絶対に伊勢志摩へ到着するのが暗くなりそうなので。
国道369号線を南下していくと、山深いエリアへと変わっていきます。右も左も木に囲まれてきて、遠くが見える展望は期待できません。木々以外は空か電線しか見えない。
久しぶりに青い標識が出てきました。曽爾まで13kmと出ています。東吉野村へ向かう分岐点が近づいてきています。
標識を確認しながら直進します。このあたりはランドマークがありませんので、標識をきちんと確認しておかないと、分岐点を通り過ぎてしまう可能性が高いです。
木々の間を走る国道を直進していると、鈴鹿の立体交差のようなルートが表記された標識が登場しました。コレコレ!この標識を待っていた!
標識で右へ向かっている県道28号線へ入りたいのです。標識を見ると国道369号線のトンネルを跨いでいるようです。標識から200mくらい進むと、左手に細く分岐する道が出てきます。「一万本の花が咲く 弁財天 石楠花の丘」という看板が目印です。ここを左折して入ります。すると上りの狭い道が待っています。
Googleマップの[B]へ到着しました。同じルートを行く方は、ここを見逃さないように注意してください。
県道28号線で峠を越えて東吉野村へ
※Googleマップの[B]から[C]へ
県道28号線に入りました。右手下には国道369号線が走っています。
少し荒れた路面の道を進んで行きます。通行する車はほとんどいないような雰囲気です。
道なりに進むと国道369号線「弁財天トンネル」の上を交差し南へ向きます。交差したところから400mくらい進んだところに「東吉野村20km」の看板が出てます。これが右折する目印です。この看板、めちゃくちゃ大事!
直進方向は、こんな景色です。
右折する方向には「天好園」の看板があります。
路面が荒れ気味ですが右折して「大向峠」へ入って行きます。
右折して県道28号線を進んで行きます。期待どおりの荒れ具合。峠に続く道って雰囲気です。
ちなみに、この道には配慮がなされていました。写真中央右寄りに県道28号線を示す小さな標識が出ています。たまにこういう標識があると心強いです。
県道28号線であることを確認して(間違ってなくて良かった)峠に入って行きます。山深くなってきました。
林道みたいな道なので、トコトコと走っていきます。ここまで前からも後ろからも、車もバイクも来ていません。
木々の間から注ぐ太陽の光が神々しいです。
道の左側(山側)は、土砂が溜まっている部分もあります。近寄らないようにして進んで行きます。長距離ツーリングでは、転倒と立ちごけだけは絶対に回避しなくてはいけません。
峠を抜けて降りていくと、ここまでとは道の状態が大きく変わります。この違いはなに?
同じ県道28号線とは思えないくらい整備されています。道幅も広いので、ここまでと比べると大変走りやすい区間になりました。動物に注意しながら快走します。
平野川を渡ると県道31号線との分岐が出てきます。
私たちは県道28号線を直進します。
なぜかここだけ整備されているようです。めちゃくちゃキレイな道。
道幅が広く、路肩も安全な場所がありましたので、少しだけ止まることにしました。
少し休憩してスタートしますと、あれ?また、元の県道に戻りました。先ほどの「滝野」地区は整備されていたのに「平野」地区に入ると元通り。さっきのところで休憩しておいて良かった。
ここに入ったら休憩できません。もしも車が来たら避けるの大変ですから。
平野川に沿って県道28号線が走っています。本当に真横に川があります。
川を見下ろす位置に、県道というよりも林道のような道が走っています。
狭い林道区間の終わる兆しが前方にあります!ガードレールの向こうは、道幅が広くなっている気がする。
道幅が広くなったところから進むと、ログハウスが目に入ってきます。富裕層の避暑地でしょうか?
小さな橋を渡って、川に沿って走る県道を進みます。
すると、ログハウスが集まっているではありませんか。展示場?
カーブの向こう側にもログハウスが建っています。
左右にログハウスがあります。ログハウスのショールーム?モデルハウス?
何棟あるねん!?確かにツーリングマップルにも「ログハウスがある」とは書いてあったけど。そして、どんだけ日本には富裕層がおるねん!?
人が住んでいる気配のあるログハウスもあれば、誰も居ないログハウスもあります。キャンプだけじゃなくてグランピングも流行っているので、レンタルすれば観光事業として成り立つかもしれません。
ログハウスに圧倒されながら県道を進みました。このあたりの県道は高い位置にあるので、上から「高見川」を撮影。11月下旬になると、このあたりは色とりどりの葉で美しい景色に変化するのだと思います。
高見川に沿って県道28号線を進むと、国道166号線の標識が見えてきました。高見山荘があることから察するに、アユ釣りの季節は釣り人がやってくる地域のように思えます。
道なりに進んで行きます。民家と民家の間をゆっくりと走ります。
左が川寄りの家、右が山肌を背中にした家。どちらも台風や梅雨シーズン、雪の季節は怖そうに思えますが、地元の方は慣れておられるのでしょうか?
民家が無くなると前方に国道166号線に出る標識が見てきます。
私たちはここから「奥伊勢」方面へ向かいますので左折します。
ここがGoogleマップの[C]です。
国道166号線を奈良から三重へ快走してカフェで休憩
※Googleマップの[C]から[D]へ
さて、ここからは快走路です。国道166号線を東へ向かって三重の「奥伊勢」方面へ走ります。
山の間をクネクネと曲がりながら走れます。道幅が広く、程よく回り込んでいるコーナーが続きますので大変楽しめます。
山と山をつなぐように高架があります。山に向かって進むような錯覚を覚えてます。ちょっと怖いかも。
2つほど高架になっているコーナーを抜けるとトンネルが出てきます。1つ目のトンネルは短いのですが、2つ目の「高見トンネル」はかなり長い。
長い直線のトンネルなので、後続車に注意しながらの走行です。交通量は多くありませんが、たまにおかしな人はいますから。トンネルを抜けると、ループ橋が待っています!見晴らし最高です!
スピード注意区間です。風の強い日は特に注意。
ループ橋を下っていきます。左手に展望台がありました。最初から知っていたら入れましたが、突然出てきたので通過。
ループ橋を下ってきて見上げると、けっこうきつい下りであることがわかります。
バイク初心者の方がこのループ橋を走る場合は、風と下りのスピードに注意しましょう、コーナリング中、内側から風が吹いてバイクが立ち上がることもあります。恐怖を感じる瞬間です。また、下りのループ橋は恐怖心が出やすい場所です。恐怖心が勝ると冷静に曲がれなくなります。普段よりもスピードを落として余裕を持ってアプローチしましょう。
ループ橋が終わっても、標高は高いまま。そのため展望が開けます。
櫛田川に沿って国道166号線を走ります。小さなトンネルを1つ抜けます。
500mほど先に、もうひとつ小さなトンネルがありますので抜けて行きます。トンネルを抜けて200mほど進んだ左手に「カフェリビングルーム」を発見!ということで、休憩です。Googleマップの[D]です。
名前のとおり「普通の家のリビングルーム」がカフェになっているお店です。入り口も普通のお家です。
窓のあるリビングがカフェになっています。
大変ゆったりと過ごせるカフェでした。地元の方が愛用されているようで、コーヒーチケットが多数貼ってありました。コーヒーチケットがあるということは、良いお店だということです。
40分くらいゆっくりと過ごして出発(出るのが嫌になりかけましたが、気合を入れて立った)。
次は、国道166号線から国道422号線へ向かいます。
櫛田川に沿って山を眺めながら快走
※Googleマップの[D]から[E]へ
国道166号線を東へ向かって進むと、目の前には、とにかく「山、山、山」。山がお買い得!って感じ。
切り出された材木が並んでおります。量が半端ないです。圧倒されます。
自宅に薪ストーブをお持ちの方なら「ほしい!」という言葉が出てくるかもしれません。
櫛田川と山に挟まれて走っています。左が山で、右が櫛田川です。
そして、山深いところに出現することが増えたソーラーパネルも登場。おそらく空き地に設置しただけなのに、メガソーラーの雰囲気が出ています。
とにかく、このあたりの山間ロードは道がきれいに整備されています。3桁国道とは思えない状態。京都府南部を走っている国道163号線と3番違いとは思えません。
前方に「蓮ダム」の標識が出てきました。そろそろ国道422号線へ入る交差点が出てくるはずですので、少し減速気味で走行します。
標識から200mほど直進すると、出てきました。県道569号線への標識。Googleマップの[E]です。
国道422号線へ入るには、県道569号線を使うのがベストです。標識の誘導にしたがって右へ入って行きます。
国道422号線で山越え
※Googleマップの[E]から[F]へ
県道569号線へ入ると、まったく県道っぽくありません。
2桁国道並みの快走路です。
交通量もほとんどないので125ccでも快走できます。気持ちよく走っていると前方に橋が見えてきました。櫛田川を渡る「平瀬大橋」です。
大橋の手前に標識が出てきます。直進が「津・松阪」、右折が「大台」。大台方面には道路の番号がありません。
この分岐、知らないと直進します。気を付けましょう。国道422号線へ行くためには「右折」してください。右折すると狭い道になります。
狭い道から左手を見ると「平瀬大橋」が見えます。
平瀬大橋から離れながら道なりに進んで行きます。道路表面は整備されていますが、狭い道であることに変わりはありません。
先ほど右折したところから1kmくらい進むと「つるや」というお店が見えてきます。これが目印です。
「つるや」前を直進していきます。すると「宮本」の標識と、道路番号が消えて見えない「おにぎり」標識が見えてきます。
直進すると、国道422号線へ入ることになります。消えて見えない標識が、国道422号線の標識です。利用者が少ないのはわかるけど整備しようよ・・・。
国道422号線は、1.5車線区間が多いです。センターラインは、ほとんどありません。交通量は多くないですが、後方からの突然の追い越しや、対面との離合を予想しながら走りましょう。特に原付二種は小さいので、圧力をかけてくる人がいますから要注意です。
1.5車線が1車線になる区間もあります。というか、こっちの方が多いかも。さすが3桁国道の中でも400番台です。
ただ、道は狭いのですが標高が上がっていくため、景色は美しくなります。山越えの楽しみのひとつです。
湯谷峠近くには「湯谷不動明王」があります。湧水が有名らしいので、荷物を積める方はペットボトルに汲んでみてはいかがでしょうか。
峠を越えて行きます。気持ち下りに差し掛かってきました。
下ってくると、急に道幅が狭くなりました。本当に国道か?
いやいや、これは国道じゃなくて農道ではないかと。
農道区間を過ぎると、急に整備された区間に放り出されます。この先には何かあるはず。
ありました!郵便局やカフェ、憩いの館!
道路が整備されて広くなっている区間にだけ集落があるようです。民泊やキャンプ場もあるようです。整備しないと人が来ないですからね。
で、集落を抜けてしまうと、あっけなく元の狭い道になります。
本当にすごい差がありますね。
狭い道から少し広くなり、なだらかなカーブを描くようになると、そろそろ国道422号線の終わりに近づいてきています。
山越え完了!前方に鳥居が見えます。右手には県道31号線が見えます。
交差点の左手に鳥居が鎮座しております。以前は国道422号線から出てくると、鳥居の下をくぐって県道31号線へ合流したと記憶していますが、整備されたことで鳥居の手前で曲がることになったようです。
合流ポイントから見た鳥居は、こんな感じです。謎の石物と化しています。
つづきまして、合流ポイントから見た道路標識です。残念ながら番号が消えていて全くわかりません。ここもか!
合流ポイントから正面を見ると、ガードレールはありません。まっすぐ行くと落ちていきます。
後ろを振り返って、国道422号線から出てきたところです。ここから見ると国道へ入る雰囲気が全く感じられません。林道へ入る雰囲気に近いです。
Googleのマップの[F]へ到着です。
無事に山越えできました。この区間、対向車ゼロ。後方からの車もゼロ。誰も使ってない?
宮川に沿ってアユ推し県道31号線(大台宮川線)ユルユル走行
※Googleマップの[F]から[G]へ
三重県道31号線(大台宮川線)へ合流して、東へ向けて進みます。ここから次のGoogleマップの[G]までは、宮川に沿って進むことになります。
国道422号線よりも、絶対的に走りやすい県道31号線です。この周辺を地図で見ると「奥伊勢」という表記がちらほら見受けられました。近くに「奥伊勢フォレストピア宮川山荘」があるからでしょう。
対向車とすれ違うこともほとんどなく、静かな地区をユルユルと原付二種で走行中。平坦な区間が多いのは、原付二種にとって気持ちよく走れるのでうれしい!
そして、県道31号線を走っていると目に入るのが、ロードサイドに立っている地区を示す標識。地区名が書かれているのは当然なのですが、標識の上に「アユ」がジャンプしてるんです。
県道を走っていると、つぎつぎ目に入るので絶対に見逃すことはありません。アユを見ながら進むと「宮川トンネル」が出てきますので通過します。
トンネルを抜けて進むと「清流」という地区への標識が出てきます。これも「アユ」がジャンプ!
とにかく「アユ推し」地域のようです。そのまま川に沿って進むと今度は「さくらの里公園」が右手に出てきます。駐車スペースもあるので、時間に余裕があれば休憩するのもおすすめです。
右手を見ると、宮川の向こうに山が見えます。遠くの山まで見えるので、退屈せずに走れます。
山と川を眺めながら快走していると、アユ推しを強調するノボリが・・・。「奥伊勢鮎ひもの」です。加工食品の施設でした。店売りされているのはわかりません。
ゆったりと静かに流れる宮川を眺めながらモンキー125とZ125PROが快走します。こういう道なら原付二種でも全くストレスはありません。
途中「もみじの里公園」を通過して、道なりに進んできますと「大台町B&G海洋センター」の看板が目に入ります。
この看板とアーチが出てくると、そろそろ国道42号線へ合流する交差点です。
ユルユルと原付二種で楽しく快走して、国道42号線へ入る交差点「大台警察署前」へ到着です。Googleマップの[G]です。
もし、ここでトイレに行きたい!とか、小腹が空いたので何か食べたい!とか、休憩しておかないと腰や手首が痛い!という方は、この交差点を一度「左折」してください。すると「道の駅 奥伊勢おおだい」があります。ちなみに、ここでガマンして左折すると、しばらく休憩できる場所がありません。ご注意ください。
国道42号線で奥伊勢~荷坂峠~「道の駅 紀伊長島マンボウ」へ
※Googleマップの[G]から[H]へ
交差点「大台警察署前」を右折して、国道42号線を南下します。
国道42号線の前半は、淡々と進む区間です。特に「道の駅 奥伊勢木つつ木館」までは、特に展望も開けないので走るだけです。
途中に「ドライブインあら竹」という駐車場の広いドライブインがありますけれど、正直、使えそうにありません。前回走ったときに立ち寄りましたが、特にめずらしいものもなく、おまけにトイレは使えないという、結構条件の厳しいお店でした。
「道の駅 奥伊勢木つつ木館」は使えます(前回利用済み)。お昼ご飯を食べるのにも適しています。
今回は「マンボウ」へ行きたいのでパスしました。
市街地を抜けると、山間走行に代わっていきます。
左手に見えているのは「大内山川」です。
このあたりまで走ってくると交通量が激減します。トコトコと走っていますと前方にこんな看板が。
しばらくすると「大紀町」へ入りました。やっと目的地「道の駅マンボウ」の半分まで進んだことになります。
まったく対向車とすれ違いません。後方からも自動車やバイクがやってきません。原付二種が二台だけ走っています。
ここまで対向車と後続車がいないと、1台くらいは「すれ違いたいな」と感じてきます。車の気配を感じることなく進むと大内山へ入っていました。右手を見ると「紀勢自動車道」が見えました。
目的地まで半分を超えたようです。大内山牛乳の看板も目につき始めました。
海が近づくにつれ海水浴客対策でしょうか。道路状況が格段に良くなった気がします。モンキー125で走っていても跳ねることが減りました。
そして、大内山に入ってから気づいてのですが、とても山が近いのです。
ロードサイドには、大内山の乳牛もいました。
乳牛シンボルの前を進むと、今度は謎なお店が登場です。スポーツショップと言いながらも「電動工具・打刃物」と言っております。さらにお店の正面には「道具の館」。
さらに、正面入り口には「コタカ、あゆ、シャクリ、竹竿、アユカケ針」の看板が。
さて、このお店は「何屋さん」でしょう?道具の館であることは正しいと思うのですが、スポーツショップが引っかかります。確かにスポーツショップも道具を売りますが。
そんな、どうでも良いことを考えながら大内山川に沿って快走しております。
国道42号線を南へ向かって進むと、峠が近づいてきた雰囲気を感じ始めました。
進むにつれて、市街地から山間部へと変化していきます。
山間部へ入ったので、そろそろ峠かなと思ていると、前方に「荷坂峠」の標識が。
上りの峠を原付二種で進みます。ちょっとアクセル開け気味でないとスムーズに進みません。目で見るよりも勾配がありそうです。
前方に看板発見!「荷坂峠 マンボウの丘」です。
標高が高いようです。展望も開けてます。遠くに見えるのは海ですかね?
青空いっぱいの太平洋側です。
晴天に恵まれたので、遠くの景色まで楽しみながら峠を下ってきました。
荷坂峠を下ってから緩いカーブを何度かやり過ごしていると、「道の駅 紀伊長島マンボウ」の標識が登場。
残り1.2kmのところまでやってきました。京都府南部山城地方からマンボウまで到着間近です。思っていたほど時間はかからなかったけれど、距離は結構ある。信号が少ないから、比較的短時間でここまで来られた感じです。
少しずつ車が増えてきて、お店も増えてきました。そろそろ「道の駅マンボウ」のはず。
ドーン!道の駅マンボウへ到着です。
Googleマップの[H]です。結構長い旅路でした。ここまでの区間、落ち着いて休憩したのは「針テラス」と「カフェリビングルーム」の二回だけ。さすがにモンキー125のフカフカシートでも、ちょっとお尻が痛い。
時間もお昼に丁度いいタイミングだったので、道の駅マンボウで昼食を取りながら休憩タイムにしました。
さて、ここからは道の駅マンボウを散策~国道260号線で伊勢志摩を目指して走り、途中「パールロード」で鳥羽展望台を訪ねた後、宿へ向かいます。
そのうち、続きのブログを公開します。