2022年12月10日の京都山城地域は気温16℃と、12月に入ったとは思えない暖かさ。そこで、三重県伊賀市西高倉に近い場所へ、神社とは全く関係のない目的でモンキー125とZ125PROで近場ツーリング。

目的の場所をGoogleマップで見ていると、本当に偶然ですが気になる神社「三重発明神社」を発見。

当初の目的地から西山の棚田展望公園へ向かう途中にあるようなので参拝することにしました。

三重発明神社(知恵の神)の場所

場所は、伊賀市西高倉にある「ユートピア高倉」という、造成地の中に位置しています。

このユートピア高倉ですが、注文住宅用の区画のようで、伊賀コリドールロード脇の野立て看板には167区画が用意されていると表記されていました。かなり広い住宅造成地です。

しかし、実際に行ってみるとわかりますが、すでに造成が始まってから10年近いはずなのに区画の1/3も埋まっていない、大変閑静な住宅地となっています。

インターネットで検索すると、この辺りの土地は大変安いようで広めの土地でも100万円前後という破格の値段。電車(関西本線)の駅は2kmくらい離れたところに2つありますので日常の足としては使えませんが、電車で通勤しなくても良い方で普段の移動は絶対に車というご家族なら、購入しても後悔されない物件ではないかと。

興味があれば「ハトマークサイト」で見てください。住宅用地がこのお値段!

というような場所なので、今回は神社を発見するのに手間取りました。途中、田んぼの畔を走ったりしてしまいました。

三重発明神社

住宅区画を何度かグルグルと回っていると、何となく祠っぽいものを発見。たぶんこれだなと思い、近くの道へバイクを停車。

神社のまわりは何もありません。開発途中で作業が止まったままの様子です。そのため道も結構荒れてますし、造成途中の地面からは、好き放題に雑草などが茂っています。

ドドーンと草原(北方面)

擁壁が高いので上ると展望が開けます。景色は良い。

自然がいっぱい(南側)

で、肝心の発明神社ですが、祠は見えているのですが近寄れませんでした。入り口になっているところを門で塞がれていたためです。近づけないので遠目から撮影。

ススキの中に佇む神社の祠(側面)

入口が門で塞がれているだけではなくて、神社の領域がフェンスで囲まれている状態(結界か?)です。これは迂闊に近づけません。

神社が位置する擁壁から東方面を見て見ると、土盛りが放置されておりました、使い道なし?

神社から見て東隣の盛り土

擁壁を回りながら、できるだけ神社の正面側へ移動。

神社の全容が見えてきた

大きな石の上に祠が乗っています。その右横には「おみくじ」を結ぶところが併設。しかし、全く使われた形跡なし。

最低限のアイテムは揃っている

さらに正面側へ移動すると、祠の左側に由緒が書かれた看板があることもわかりました。

ズームしないと、こんな状態

しかし、ここからで見えません。もう少しズームしてみます。

季節の写真風

手前のススキにピントが合いまして、フォトコン風になりました。もう一枚撮影。

これがコンデジでは限界

これでも見えません、、、。残念。

そこでインターネットで調べて見ると、2015年に参拝されている方のブログを発見。その時は近づけたようで、由緒を書かれていましたので、引用させていただきました。

三重発明神社 知恵の神 日本三号社
この地に昔、知恵の神様をお祭していたそうな。今、日本経済は厳しい不況の真っ只中、小泉内閣の知的財産作りを地方(三重)から、発展ある生活、勇気と希望ある教育の活性化を目指し、資源の少ない日本を健全にしなければならない。
昨年のノーベル賞受賞の小柴昌俊名誉教授と田中耕一さん、お二人共、知恵の葛藤そして地道な研究努力での大成功を納められ、不況の中、明るい話題と元気の活力を与えてくれました。
我々自身も、お互いに知恵を出し合い、協力しあって自助努力でこの苦境を乗り切らなければなりません。発明神社総裁の豊沢豊雄先生のご指導、ご協力に感謝します。

ひまつぶし 人のプーさんの日記 三重発明神社へ行く(三重県伊賀市西高倉) 2015/2/22

2015年と比較してみてください

先ほどの方のブログと、今回のブログを見比べてみてください。神社の状況は変わっていません。変わったのは雑草が増えていて、神社へは近づけなくなっていることくらいです。

また、神社のまわりも大きな変化はありません。

造成停止中
住宅区画かどうかわからない

「忘れ去れた土地」になりつつあります。ここから再度、造成や入居が活性化するには・・・リニアか新幹線でも来ないと難しいかな。京田辺市の松井山手みたいに。松井山手の「ローズタウン」も、バブルが弾けて長らく塩漬けでした。

発明神社のご神体は?

祠の写真を見ると、どうも「空」っぽいんです。

祠だけっぽい
こんな石に乗ってます
由緒が書かれた看板
おみくじをどこで引くかが問題

ホント、途中で作るのが止まったんでしょう。そして、この神社の区画ですが、神社と何を同居させようとしていたのか、ヤードが広いので使い道は謎です。児童公園とかかな?

これから10年後、どんな風に変化しているのか。全く変化していないのか。興味をそそられる場所ではあります。

お近くへツーリングへ行かれたら、離れたところからお参りしてみてください。発明神社なのでアイデアが降り注いでくるはずです。