小型バイクのツーリングで楽しいのが狭路を選んで走ることです。廃道になりそうな雰囲気になっている道もあれば、地元の軽トラしか走ってなさそうな道もある。狭路は独特な雰囲気を持っているので楽しいものです。今回は三重県道50号線を使った100kmツーリングコースです。
小型バイクだから楽しめる狭路ツーリングコース by GoogleMap
このブログは2021年5月15日に走った記録です。走行距離は100kmくらい。小型バイクでの散歩ツーリングにぴったりです。
※Googleマップの「目的地」を本文では[A]というように記載しています。マップと合わせて読んでいただくとルートが詳細にわかります。
木津川市のファミリーマートからスタート

いつもの木津川市のファミリーマート[A]からスタートします。予想最高気温の29℃くらい。夕方から雨が降るという予報です。少し曇り空ですが、空は明るいのでしばらくは降らないはず。

まずはJR加茂駅を目指して走ります。

北の方は少し明るい空に変わっています。この辺りは山をひとつ越えるだけで空模様が変化します。

木津川を渡って国道163号線を目指します。

国道163号線と合流したら右折します。右手に木津川を見ながら国道163号線を東へ向けて快走します。[B]のドライブイン大扇を過ぎてしばらく走ると笠置のキャンプ場が右手に見えます。

遠目に見える河原がキャンプ場ですが、今はコロナで閉鎖されていますのでキャンパーは居ません。そのまま木津川に沿って163号線を走ります。

163号線は快走路なのでスピードが出やすいです。マメにネズミ捕りやってます。注意しましょう。快走すると「道の駅みなみやましろ」が左手に出てきます。今日も繁盛していました。車もバイクも満車です。うちは道の駅を見ながら通過し、伊賀方面へ進んでいきます。

緩やかな上り坂になるのでモンキー125は3速で走ります。Z125PROは4速でも余裕で追いついてきます。3速にされると抜かれます。
そのまま[C]のファミリーマート伊賀三軒家店で一度休憩。

店内から表の山を見ると、鳥がたくさん止まってました。
ファミリーマート~やぶっちゃランド~伊賀コリドールロード
ファミリーマートで休憩したら、少しルートを戻って[D]のやぶっちゃランドへ向かいます。

伊賀上野近くは、かなり空模様が怪しくなっていました。

この辺りは曇り空です。西の山の向こう側では雨が降りそうな雰囲気もありました。

しかし、東の空は明るいんです。

山ひとつで空模様が簡単に変わります。

前の三差路を右折して、やぶっちゃランドへ向かいます[D]。

休日や連休は、やぶっちゃランドでキャンプをしている人が多いのですが、今日は人がいませんでした。開店休業状態のようです。やぶっちゃランドの入口を通過すると、すぐ右折します。

右折すると「伊賀コリドールロード」へ入れます。右折せず直進すると、ちょっと不安になる道に迷込みます。注意しましょう。無事にコリドールロードへ入れると、こんな道が待っています。


伊賀の辺りは田植えが終わっています。

木津川市の辺りはこれから田植えの準備ですから、伊賀は2~3週間早いということです。直線距離にして50kmくらいしか離れていないのですが、地域によって差があります。田園風景を見ながら走ると、こんな交差点が出てきます。

この交差点を左折します。ちなみに右折するか直進すると伊賀市街方面に出られます。道の端には綺麗な黄色の花が咲いてました。

獣対策のネットが設置されています。イノシシやシカは普通にいますので対策しておかないと荒らされてしまいます。

コリドールロードは大変きれいに整備されています。そのため小型バイクでも大変走りやすくなっています。

後方を走るZ125PROも安定して走っています。Z125PROの前を走るモンキー125も、こんな感じで走れています。

コリドールロードを進むと国道422号線と合流します[E]。

合流前の道は下りです。そして少し車が多いと、こんな風に交差点に溜まります。

ですので、前に車が入っている場合は、少し手前から減速しておきましょう。下りでスピードが出やすい上、前方の車が思っているよりもサッと動かないこともあります。
コリドールロードから県道49を楽しむ
422号線と合流したところを右折し、東へ進みます。

素朴な田舎道が続きます。

途中で国道422号線と県道674号線に別れますが、今回は直進して県道674号線を進みます。しばらく進むと、伊賀コリドールロードへ曲がる標識が出てきますので、左折してコリドールロードへ。

コリドールロードへ入ると景色が一気に変わります。

進めば進むほど走りやすくなりますし、景色も美しくなっていきます。

景色を楽しみながら進むと、標識のある交差点が出てきます。ここが[F]の地点です。

この交差点を左折すると、県道49号線へ入れます。道が合っているかは「カラオケあやま」で確認しましょう。

県道49号線も快走ルートです。

田植えの終わった風景が美しいです。

青い空と緑のあぜ道。田に水が入って鏡にようになっています。

遠くの山も綺麗な色をしています。

大変走りやすい、なだらかなルートです。高原のような雰囲気があります。

快走していると、県道50号線へ入る交差点が出てきますので、ここを直進します。

表情がコロコロ変わる県道50号線を堪能
県道50号線へ入ったところは、広くて綺麗な道になっています。

しかし、しばらく進むと県道らしい雰囲気に変わります。

民家が見えてきました。よくある県道の光景です。

生活道でもありますので、慎重にゆっくりと進みます。

そうすると、また県道の表情が変化しました。先ほどよりも道幅が少し狭くなってきています。

農家さんの家があります。

道幅は少し広がりましたが、人の気配がない雰囲気に変化しました。

両側が畑になりました。獣対策のフェンスが両側にあります。

三重県伊賀市の看板が出てきました。再び先ほどよりも道幅が狭くなりました。

農作業の方しか入ってこない雰囲気です。

県道と言いながらも、実際は農業用の道になっている気がします。

そんなことを思いながら走っていると、山と川に挟まれた状態になりました。

左手を見ると川が流れています。

少し山深い部分を過ぎると、別の集落へ出てきます。

そのまま進みますと、こんな標識が出てきます。

直進は信楽。右折は行き止まり。直進方向を見ると、こんな道が待っています。

右折して行き止まりの方を見ると、こんな道が待っています。

一瞬迷います。行き止まり方が整備されているように見えるからです。でも、今回は直進するのが正解。砂が落ちていて狭くなっている道を選びます。

普段使いはされていない県道のようです。

自然を満喫できます。

自然を楽しみながら進むと、山深くなってきます。

けっこう深い場所は、こんな状態になっていました。

廃道かと思える状態です。メンテもされていないようです。そのまま進むと、少し道が開けます。景色も明るくなります。

良い感じに寂れています。

森林の中を進みます。


森林を抜けると、ゆるやかな上り坂になります。

右の隅の側溝がきれいなので、この辺りは整備されているようです。

もう一度、山の中に入ります。山から水が流れてきていました。

そろそろ県道50号線の山深い区間が終わります。

山深い区間が終わると、急に道が広くなり視界も広がります。そして、右手には人気のカフェ(森のカフェ)が登場。駐車場に入れない車やバイクが停まっていました。

国道422号線[G]へ向かって進みます。

信楽~和束~加茂
国道422号線へ出て右折し国道307号線へ向かいます。

国道307号線との交差点「立石橋」を左折し、307号線を西へ向かいます。

中野の交差点を直進し、府道5号線を使って京都の和束方面へ入ります。

いつ走っても感じますが、とにかく自然がいっぱい。

その割に道が整備されているので楽しみやすい。

二車線の箇所もあるので余裕をもって走れます。

ところどころ1.5車線になりますが、無茶な運転をしなければ安全です。

ただ、いつもブログで言ってますが、府道5号線の区間で無茶をするライダーを見かけることが増えました。この日も府道5号線でハングオンしてコーナーを攻めているGPZ900がいました。正直辞めてほしい。危ない。やりたいならクローズドコースでやれ。左コーナーでセンターラインギリギリまでのライン取りで走らないでほしい。

こういった民家もありますので、慎重にスピード控えめで走るようにしましょう。府道5号線を進むと国道163号線に出てきます[I]。そのままJR加茂駅方面へ向かいます。

JR加茂駅から木津川をトレースして帰宅
JR加茂駅の正面から西へ向かって府道47号線がありますので入っていきます。

かなり整備されている道です。進むとこんな感じになります。

西の空が曇ってきているので少し焦っています。雨には遭いたくありません。

直進すると民家が出てきます。細い道になります。行き止まりを右折し木津川方向へ向かいます。

一部、1.5車線の箇所もありますが、ほとんどはこんな感じで整備されています。

右手に木津川が見えます。木津川の向こうに見える白いガードレールに沿っているのが国道163号線です。

府道47号線を進むと南北に走る国道163号線に合流します。合流した交差点を左折します。すると、こんな道が出てきます。

めちゃくちゃ新しい道なんです。この奥に住宅街が建設されたので作られています。郊外の土地開発の結果です。

こんな感じで住宅とスーパーが建っています。日本で最も住宅価格が安く、子供が多い地域だと言われています。そのため保育園や小学校などの施設が増築されています。少子化社会ですが、この地域は関係していない雰囲気です。
後は[J]の地点からスタートした[A]へ向かって帰宅します。

トータルで105kmのルートでした。小型バイクだからこそ、少しくらい細い道で楽しめます。これがドカティのハイパーモタードやBMWのGS1200だったら、県道50号線はちょっと躊躇するかもしれません。125ccはこういった楽しみ方もできますので、これからもどんどん県道や府道を利用したルートを走ってみたいと思います。